自己分析「自分に関わる力の発表」
自己分析講座
前回は、”自分に関わる力”をテーマに、自分の分析を進めました。
今回は、前回作成した「自分に関わる力」についての長所や短所を発表してもらいます。
自分に関わる力の発表
長所を発表する時は、以下の3点を意識してもらっています。
1.自分に関わる力について、自分の強みや信条、意識していることを挙げる。
2.それを裏付ける、具体的なエピソードや、行っていた行動を挙げる。
3.その結果としてどうなったか、どのような成果が出たかを挙げる。
長所を話すとき、具体的なエピソードがないと、聞いている側はイメージがし辛く、説得力もあまりありません。
その長所を実際に活かせた場面を合わせて伝えることで説得力が生まれ、また今後どのような場面で役に立つか、想像ができるようになります。
短所を発表する時は、以下の3点を意識してもらっています。
1.自分に関わる力について、苦手とすることを挙げる。
2.挙げた短所について、対処策や、改善のために心がけていることを挙げる。
3.オープン就労の予定であり、障害に関連することであれば、望む配慮を挙げる。
苦手を話すときは、ただ苦手である、というだけで終わりにしないことが重要です。
その苦手を克服するために意識していることや、苦手な状況を作らないための工夫などを合わせて伝えることで、自分なりに対処しているとわかるようにしてください。
また、この苦手なポイントが自身のもつ障害と関連しており、自分の力だけでは対処しきれないような場合には、職場に配慮を求めることも重要です。
その場合には、一緒に働く人がどのようなことをすればいいか判断ができるよう、具体的な内容として伝えるようにしてください。
なお、配慮事項は、あくまで生産性を挙げたり、安定して働けるようにするためのものであり、自由に要望が出せるものというわけではありません。
自分勝手なお願いと受け取られないように、必要性や具体性の有無をよく考えておきましょう。