就活SST「上手な頼み方」
新聞読解「美容室難民なぜ生まれる?」
以下、記事の要約です。
美容室で価格に見合うサービスが受けられない状況が広がりつつある。
店舗数は10年で約2割増と「量」はあっても、美容師の人材不足で「質」が満たされないケースが指摘されている。
人材が定着しない業界の構造問題もあり、サービス自体が受けにくくなる地域も出てきかねない。
このテーマについての利用者さんの意見
- 美容師は指導の仕方など厳しいイメージがあるので、若者が長く続かないのでは
- メンタルが強く自信がある人が生き残ることで、独立が増えている
- 美容師という職業への憧れが減っている
- お任せと伝えていい感じにしてくれる美容師が良い
働きやすい仕事になっていってくれると良いですね!
就活SST
前回は、様々な場面を例にして、相手の気持ちを読む練習をしました。
今回は、頼みごとをしたい時、どのように頼むのが良いか、考えてみます。
上手な頼み方
日常生活の中で自分一人では出来ないことや手伝ってもらいたいことがある時には、人に頼む事が必要です。
相手に遠慮をしたり、自分だけで出来ると勝手に判断して、頼まずにいると、仕事を抱え込んでしまったり、やらなくてはいけないことができなかったりします。
頼み事が上手にできると、相手に受け入れてもらいやすくなります。また、相手が「頼られている」と嬉しく思うので、関係性が良くなることがあります。
頼みごとをしたい時にはどのようなことを考える必要があるのでしょうか。
頼むスキルのステップ
(1)相手の状況を確認する
(2)相手の方を向き、申し訳なさそうにする。
(3)頼みたいことを、「私メッセージ」と共に伝える
(4)OKの時:お礼や気持ちを伝える。 NGの時:一言伝えて引き下がる。
ここで出てきた、「私メッセージ」とは、自分を主体としたメッセージのことです。
誰かに何かを伝える時、相手を主体にすると、責めているようなニュアンスが含まれてしまいます。
例:「あなたがやってくれるのを待っていた」「あなたはこうするべきだ」
相手ではなく、自分を主体にして、頼みごとを叶えてくれることで自分がどんな気持ちになるかを伝えることで、柔らかく頼むことができます。
例:「それをしてくれると(自分は)助かる」「貸してくれたら(自分が)嬉しい」