就活SST「気遣いの共有」
新聞読解「地下街、交通安全から避難所まで」
以下、記事の要約です。
天候を気にせず、気ままにショッピングとグルメが楽しめる地下街。
車や自転車にも邪魔されることなく、目的地へスムーズに移動ができる。
快適な、地面の下の”もう一つの街”は、どこで生まれ、どのように発展してきたのか。
このテーマについての利用者さんの意見
- 地震発生時に地下にいるのは怖いと思っていたが、考え方が変わった
- 様々な制度により、地下街の整備がより進んでほしい
- 歩行者と自動車を分離する交通安全の意図があったと初めて知った
- 地下街の定義が悉皆定まっていることを知り、勉強になった
住人の安心感につながるような地下街が増えていくといいですね!
就活SST
前回は、コミュニケーションにおいて非常に大切な”気遣い”について考えました。
今回は、自分が意識している気遣いや、されて嬉しかった気遣いについての共有をしていきます。
気遣いの共有
前回、気遣いの必要性についてお話しましたが、みなさんは普段の生活で、どれくらい気遣いができているでしょうか。
他者を気遣うために重要なのは、実は”知識”です。
例えば、エレベーターで降りる人がいる時にドアを押さえる、というのは、日常的に見る機会のある気遣いではないかと思います。
しかしこの気遣い、学校の授業で教えてもらったのでやるようになった、といったわけではないのではないでしょうか。
恐らく、この気遣いをしている人のきっかけは、身近な人がしているのを見たり、あるいは知らない人にしてもらって嬉しかったりといったことなのではないかと思います。
逆に言えば、こういった気遣いをする人が誰もいないまま生活していたら、自分がそれをしようと考えることもなかったのではないでしょうか。
どういった行いが気遣いになるのかといった”知識”を集めることが、普段の生活で、周囲を気遣うためには必要なのです。
そこで今回は、自分が行っている気遣いや、されて嬉しかった気遣いを利用者さんの間で共有してもらい、様々な気遣いの知識を学びました。
少し話は変わりますが、障害をオープンにして就職する際にもらう”配慮事項”もまた、気遣いの1つです。
これに関しても、どのような配慮があれば生活しやすいのか、という”知識”がなければ、配慮することはできません。
そのために、自分がどういった場面で困り、どんな配慮があれば助かるのかを明確に伝える必要があるのです。