就活SST「”ほめる”重要性」
新聞読解「『私なんて・・・』自信のなさの克服」
以下、記事の要約です。
インポスター症候群を抱える人々が、自信を取り戻すための経験や対策について述べられています。
インポスター症候群は、自分の成功や能力を認められず「自分なんて…」と思い込む心理状態を指します。特に若い世代や、社会的プレッシャーが強い環境で顕著です。
若い男性や働く女性が「自分には実力がない」と悩むエピソードが紹介され、職場環境や周囲からの期待がプレッシャーとなっている様子が語られています。
このテーマについての利用者さんの意見
- 女性がより活躍できるのは良いことだと思った
- 日本人は自信が無い人ばかりだと思う
- 企業が社員のことを考えてくれているのが伝わった
- 男性も3割ほど悩んでいるので活用してほしい
今後は若いうちから管理職の経験ができるかもしれませんね!
就活SST
前回は、例を用いて、アサーションの考え方を実践する練習を行いました。
今回は、相手をほめる重要性や、方法についてのお話です。
“ほめる”重要性
よほど的を外しているとか、本心と思えないなんてことでもない限り、ほめられて嫌な思いはしないものです。
ほめられて嬉しく感じたら、自然とほめてくれた相手の印象も良くなるでしょう。
しかし、ほめることは恥ずかしかったり、ほめるポイントがどこかわからなかったりと、意外と難しいものです。
かといって、全然人のことをほめないでいると、周りに目を向けていないとか、認めていないというように見えて、近寄りがたい印象を生んでしまいます。
ほめるポイントは、大きく分けて「外見」「内面」「その他」の3つに分類することができます。
外見は、見てわかること。髪型やスタイル、服装、身に着けているものなのです。
内面は、その人と関わっていくうちに見えてくるもの。性格や趣味、特技などが挙げられます。
例えば務めている企業など、見てわかるわけではないが、内面にも含まれないものは、その他とします。
さて、ではこの3つのうち、ほめられて一番嬉しいのはどのポイントでしょうか。
答えは、「内面」であると言われています。
ほめるというのは、言い換えれば相手に興味を持っている、認めていると示すということです。
自分の持っている要素について、相手が興味を持ってくれて、その力を認めてくれていると感じることで、人は嬉しくなります。
そう考えると、見れば誰でもわかる、つまり誰でもほめることのできる外見よりも、より深く知ろうとしないとわからない内面をほめられた方がより嬉しく感じるのです。
また、外見であっても、例えば「髪を切ったことを指摘する」「新しいアクセサリーに気づく」など、以前との”変化”を伝えることは、それだけ相手をよく見ているということが伝わるので、特に嬉しく感じやすいです。
ただし、ほめる時には”相手によって適切なポイントは異なる”という点に注意が必要です。
場所や年齢、性別によっては、言われても嬉しくないほめ言葉になってしまう場合があります。
一例として、成人した男性に対して「可愛い」という表現を使うと、嫌がられてしまうこともある、といった具合です。
では、適切なほめるポイントはどこかというと、その相手が”自信を持っているポイント”です。
例えば、作業のスピードに自信がある、という人が、「仕事が速くて助かるよ」と声をかけられたら、特に嬉しく感じるでしょう。
一方で、「貰い物だからつけているけどデザインを気に入っていないアクセサリー」をほめられたら、むしろ嫌な気持ちになるかもしれません。