コミュニケーション「気になるニュース」

火曜日のコミュニケーションプログラムでは、主として「雑談」にフォーカスした練習を行っています。
働いていく中で必要なコミュニケーション能力は、必ずしも業務上の会話だけというわけではありません。
雑談によってお互いのことを知っていき、関係を築いていくことで、働きやすい環境を整えていくことができるのです。
今回のテーマは「気になっているニュース」です。
最近の気になっているニュースについて発表して頂きました。
色々なニュースについて興味を持っていると雑談しやすいですよね!
利用者さんの意見
- 染井吉野の桜が寿命
- トランプ関税で物価高
- 銭湯が衰退してしまっている
- 任天堂が転売対策
いずれも今後も気になる内容でしたね!
引き続きスムーズな雑談をするために、質問の仕方に工夫や日ごろから話題の収集も心掛けていきましょう!
認知行動療法講座
前回は、コラム法の最初の一歩として、"3つのコラム"を紹介しました。
今回は、3つのコラムで見つけた自動思考に含まれる、”認知の歪み”を探っていきます。

認知の歪みをチェックする
落ち込んだり、イライラしたりしてしまう時、多くの場合、物事の悪い面ばかりを見てしまっています。
自動思考はあくまでの自分の推測であり、多々ある可能性のひとつにすぎない、ということに意識を向けることが必要です。
物事の悪い面を見てしまうことに繋がる考え方のクセを、”認知の歪み”と呼びます。
ここでは、10種類の特徴的な認知の歪みを紹介します。 自分の気持ちが乱れてしまった時の自動思考に、以下の内容が含まれていないか、考えてみましょう。
10種類の認知の歪み
① 白黒思考
白か黒か、0点か100点か、成功か失敗かだけで考えてしまう。
例
最終的に期日内に終わっても、ミスがあった仕事を「失敗だった」と考える。
② 極端な一般化
1度や2度起こっただけの失敗・悪い出来事を、常に当然のごとく起きるコトだと思いこむ。
例
失敗したときに過去の失敗を思い出し、『いつも』失敗ばかりと考えてしまう
③ 心のフィルター
嫌なことにばかり目を向けてしまい、良かったことが見えなくなる。
例
1日外で遊んだ後、「昼食に入った店の店員の態度が悪かった」ことばかりを思い出し、最悪な一日だったと考える。
④ マイナス化思考
良かったことを悪かったことに置き換えてしまったり、良いことには入らないと考えてしまったりする。
例
仕事が上手くいったが、周りの人はもっと成果を挙げているので、こんなのは成功といえない、と考える
⑤ 結論への飛躍
他者の気持ちや未来に起きることを、確定しようがないのに間違いないこととして決めつけてしまう。
前者を “心の読みすぎ”、後者を”先読みの誤り”と呼ぶ。
心の読み過ぎの例
上司に挨拶されなかったことで、「嫌われているのだ」と決めつけて落ち込む。
先読みの誤りの例
明日、上司にこっぴどく怒られるのだと考えてパニックになる。
⑥ 過大評価・過小評価
自分の失敗や悪いところを必要以上に大きく、自分の成功や良いところを極端に小さく考える。
あるいは他人の場合はその逆に考える。
例
自分は稚拙なことしか思いつけないが、周りの人は素晴らしいアイデアをどんどん出してくる、と思う。
⑦ 情緒的な理由付け
その時の自分の感情に基づいて現実を判断する。
例
明確な根拠もなく、「こんなこと成功するはずがない」と決めつけてしまう。
⑧ べき思考
「こうするべきだ」「ああするべきではなかった」と過去を思い出して悔やんだり自分の行動を自分で制限したりなど、自分の持つマイルールを絶対のものとして縛り付けてしまう。
例
「上司なんだから大人らしい行いをするべきだ」と考え、上司の行動にストレスを抱える。
⑨ レッテル貼り
自分や他人に柔軟性のないイメージを創り上げて、そのイメージを固定してしまう。
例
私はダメ人間だからいつも失敗するのだ。
⑩ 自己関連付け
何か悪いことが起きると、それが自分に関係なくとも自分のせいであると責める。
例
スーパーのレジを担当している時に陳列についてクレームを受け、「自分が気づかなかったからだ」と自分を責める。
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