人間関係の悪化を恐れて、上手くコミュニケーションが取れないあなたへ
目次
こんなことはありませんか?
・ 人間関係が悪化するのが心配で、言いたいことを飲み込んでしまう
・ つい攻撃的な言い方で相手を責めてしまう
・ 相手を尊重しながら率直に要求を伝えるのが難しい
・ 自信をもって「NO」と言いたい
・ 自己信頼を高めたい
相手とのよりよい関係を望むとき、 それまで慣れ親しんだ自分の「コミュニケーションのとり方」を変えてみる方法があります
その方法のひとつがアサーティブ・トレーニングです。
アサーティブチェック
さて、あなたはアサーティブコミュニケーションができているでしょうか?
さっそくチェックしてみましょう!
それぞれの設問に対して、当てはまるものを選んで○をし、その点数を合計してみてください。
1・・・ほとんどできていない、とても難しい
2・・・あまりできていない、ちょっと難しい
3・・・少しはできている、人によって偏りがある
4・・・ほぼできている、誰に対してもできる
合計点はでましたか?
それでは、結果を見てみましょう!
↓↓↓
合計点
● 46点以上の人・・・かなり自己表現に自信を持っている人
● 20~45点の人・・・場面によってできたりできなかったりする人
● 20点未満の人・・・全体的に自己表現が苦手と感じている人
A・B・Cのバランス
Aの点数が低めの人・・・もっと自信を持って自分を認めてあげましょう。
Bの点数が高く、Cが低めの人・・・話すのは得意だけれど聞くのは苦手と感じている人。自分が話す前に相手の話に耳を傾け、まず黙ってみましょう。
Bの点数がCの点数よりも低かった人・・・結果を恐れずに思い切って主張してみる必要がありそう。
いかがでしたでしょうか?
それでは、アサーティブコミュニケーションとはいったいどうすれば身に付くのか、考えてみましょう。
アサーティブとは
アサーティブとは、直訳すると自己主張するという意味ですが、自分の意見を無理に押し通すのではなく、相手の意見も尊重しながら、率直に対等に思っていることを話す姿勢のことです。
アサーティブになることで、状況をより客観的に見られるようになり、自尊心や自信が芽生え、はっきりと効率の良いコミュニケーションができるようになります。その結果、ストレスもかなり軽減します。
アサーティブコミュニケーションにおいては、自己表現の方法を3つに分類しています。
(4)攻撃的(aggressive)な自己表現の特徴
自分のことは大切にするが相手の事は無視し軽視するなど相手を大切にしない自己表現である。
自分の考えや意見・気持ちははっきり言い、自分の権利を主張するが相手の考え・意見・気持ちは無視する。
あるいは相手を軽視するため一方的で相手に押し付ける言い方になる。相手を操作し思い通りに動かそうとする。
口では返事をしても行動に移さない・聞く耳をもたない。
この攻撃的な自己表現は、相手が自分とは違う事への不安や相手に逆らわれることへの恐れ、相手ときちんと話が出来ない不器用さなどを抱えていることが多いです。
また、相手と相互尊重の出来ない人間関係のため関係が長続きしません。
(2)非主張的(non-assertive)な自己表現の特徴
相手の事は大切にするが自分の事は大切にしない自己表現の事である。
もめごとや葛藤を避けその場を治めるのは好都合かも知れないが、自分の気持ちや考えや信念を表現しないため、自分で自分を踏みにじる事となる。
・嫌味を言ったり
・言い訳がましく言ったり
・遠まわしに言ったり
・聞こえないように小さい声で言ったり
など、相手を尊重しているようで相手に率直でなく、自分に不誠実な行動であるととらえられます。
また、非主張的な表現は自分の考えや気持ちを伝えられなかったと言う不完全さで欲求不満やストレスがたまるため、イライラしたり落ち込んだり憂鬱になったりします。
自己否定・他者肯定の話し方と言えるでしょう。
(3)アサーティブ(assertive)な自己表現の特徴
自分も相手も大切にした自己表現です。
自分の考えや意見、自分の気持ち、信念を率直に正直にその場にふさわしい方法で自己表現する自己信頼・相互信頼の上に成り立つコミュケーションであるといえます。
アサーティブとは、相手のありのまま(権利)を侵害せずに、誠実・率直・対等な立場で、自分の気持や意見をわかりやすく伝えることです。
よりよい人間関係を築くために欠かせないコミュニケーション。
どういう心構えでどんなスキルがあれば、うまくコミュニケーションが取れるのか、難しく考えたり深く悩んでしまったりする人もいるのではないでしょうか。
アサーティブなコミュニケーションのスキルを身に付けることは、あらゆる場面での人間関係で役に立ちます。
アサーティブコミュニケーションは、明々後日のメンタルヘルス講座でも扱います!
もっと詳しく知りたい方は是非聴きに来てくださいね!