8月16日 会話を始めてみよう!

ワークショップ

前回までのワークショップはこちら

8月9日 挨拶の基本スキル

 

 

今日のワークショップでは、“会話の始め方”をテーマに考えてみました。

前回、会話を始める場面には、2つの種類があるという話が出ました。

「必要に迫られた場面」と、「自分から話しかけたい場面」です。

そのどちらの場面においても、会話を始めるときには、

ただ話しかければいいというわけではありません。

 

ちょっと想像してみてください。

 

休憩から帰ってきたら、自分の机の上に見覚えのない書類があります。

他の人たちはまだ休憩中でこの場におらず、今いるのは自分と忙しそうにしている上司だけ。

なのですぐに上司の元に行って、「この書類は何ですか?」と訪ねました。

すると、上司に不機嫌そうに、「今話しかけないでくれるかな」と言われてしまいました。

いったい、何が悪かったのでしょうか?

 

 

こういう場面ではどうすればいいか、利用者さんにも考えてもらいました。

そこで出てきたのは、

 

・相手の都合を考えるべき
・間を見て忙しくないタイミングを計る
・話しかける前に、置いてある書類を確認する

 

などの意見です。

 

 

わからないからと言って、何の確認もせずにただ忙しそうなところに話しかけると、

ちゃんとこちらの話を聞いてもらえないかもしれません。

見るからに忙しそうであれば、相手に余裕ができるまで待つのもアリですが、

時にはどうしても話しかけなければいけないこともあると思います。

そんな時、大事な言葉が

 

「今、少しお時間よろしいですか?」

「今、お忙しいですか?」

 

などの、「相手の状況を確認する」言葉です。

これが、話しかける時にとても重要なスキルなんです。

 

 

では、相手の状況を確認するメリットについて考えてみましょう。

これについても、プログラム内で利用者さんに聞いてみました。

出てきた意見は・・・

 

・聞かれて悪い気はしない、関係性が悪くなることはない

・いつ話せるかがわかれば、お互いの予定を組みやすい

・その場で答えが得られずとも、「聞いた」という行動によって気持ちに余裕ができる

 

などなどでした。

 

聞いてみて、もし今はダメだと言われてしまったとしても、

いつなら話せるかを確認することもできますし、

もしも忙しそうだからと聞かないでいたら、

「どうしてわからないのに聞かなかったんだ!」

・・・なーんて、怒られてしまうかもしれません。

 

「今、お忙しいですか?」などと聞かれて、気分を害する人はそうそういないと思います。

一見余裕がありそうな相手であっても、話しかける際には、

今、話して大丈夫かどうか、聞いてみるようにしましょう。

 

 

プログラムでは最後に、

『挨拶をして、今忙しくないか聞き、忙しいようであれば引き下がって後で話すと伝える』

という練習をしました。

 

 

前回やった『挨拶』と、今回の『忙しくないか聞く』という2つのスキル、

誰かに話しかける時には、ぜひ実際に試してみてくださいね!

 

 

次回は、会話を始めた後、『会話を続ける』方法についてやっていきます!

読解

【生前退位の行方】

 

新皇室典範では、天皇は終身制で、自由意志による譲位は認めていない、

つまり、天皇は死ななければその地位を去ることができない、とされています。

 

新皇室典範の立案時、三笠宮さまはメディアを通じて、

天皇、皇族の人権を訴えていました。

 

そこで、有名なのが、東京帝国大学総長の南原繁が展開した、

「退位論」です。

天皇の終身制は「余りに不自然、不合理」と述べ、

天皇も新憲法で保障された「人間として基本的なる人権、

完全なる自由をお持ちになる」と主張しました。

 

政府側の意見としては、憲法担当の国務大臣・金森徳次郎の

「天皇に私なし、すべてが公事」がよく知られています。

金森は「国民統合の象徴」が自由意志で退位することは

「国民の信念と調和しない」として退位論を退けました。

 

その後、国会では何度も退位が議論されましたが、

昭和天皇の戦争責任につながる可能性があるため、

政府側は否定の答弁を続けてました。

 

 

「辞めたいお気持ちを示されたのに辞めさせないのは政治的圧力だ。

それだと天皇がもっとも基本的人権を侵されている人間になってしまう」

 

これらの記事を読んでこんな意見が出ました。

 

「80歳を超えているのに働きすぎ」

「天皇にも人権があるので意向は汲み取るべき」

「天皇に基本的人権はない」

 

頑張ってほしいという意見もありますが、walking_businessman

自分が80歳だったら・・・と考えると

現役サラリーマン並みに働くのはやはり厳しいですよね。

現実的に考えて生前退位するのがいいのでは・・・

という感じですが・・・

 

今後の展開に注目です。

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