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発達障害ってどんな病気?⑮ ~アスペルガー症候群とADHDを比べてみました~

前回までの記事はコチラ↓

発達障害ってどんな病気?⑧~LDって一体なに?~

第63回 教えて!リス太くん

きょうはアスペルガー症候群とADHDの比較!

発達障害に関しては、一度ここで終わりだよ~!

アスペルガー症候群とADHDの比較

ADHDとアスペルガー症候群は違う障害ですが、表面に現れる症状は同じように見える場合あるため、見分けることが難しいとされています。

二つの障害の違いを簡単に説明するなら、『なぜそのような行動になるのか』という原因が異なることだと思います。

アスペルガー症候群

我慢することはできるが、察することが苦手な「察すること」の障害

脳の前頭葉にある、下前頭回などの社会的な活動をするための部位に機能異常があるため引き起こされるといわれています。

アスペルガー症候群の主な症状は3つあります。

「コミュニケーション」の問題

表面上の会話は問題なくできますが、その会話の裏側や行間を読むことが苦手です。

明確な言葉がないと、言われたことをそのままの意味で鵜呑みにする傾向が見られます。

そのため、人の言葉を勘違いし傷つきやすいという特徴があります。

また、他人と適度な距離感でコミュニケーションをとることが苦手です。

「対人関係」の障害

社会的なルールやその場の雰囲気を平気で無視をしたような言動になりがちで、対人関係を上手に築くことが難しいという特徴があります。

他の人の気持ちを読み取ることが困難なため、失礼な態度や発言で怒らせてしまったり、会話の細かいニュアンスや行間を読み取ることができず、会話のキャッチボールが苦手なため、対人関係を築くことに困難さを生じます。

「限定された物事への興味やこだわり」

興味やこだわりが強く、いったん興味を持つと過剰といえるほど熱中し、すごい集中力や記憶力を発揮します。

すごい集中力や記憶力を発揮します。

法則性や規則性のあるものを好み、異常なほどのこだわりを見せることがあります。

そして、その法則や規則が崩れることを極端に嫌う傾向があります。

一方、この特性は強みとして活かすこともできます。

興味があるものや好きなことに対してはこだわりが強いことが多いので、

そういったものであれば、何時間でも集中して作業することができることもあります。

仕事

作業の一部分にこだわってしまい、それに熱中しすぎてしまい他のことに手をつけられないことがあります。

人の感情や言葉のニュアンスを読み取ることが苦手なため、指示を理解できず困ることもあります。

また、物事に優先順位をつけることが苦手なので、一度に複数のタスクがあると混乱してしまうこともあります。

規則性を好むため、計画的に行動を行うことは比較的に得意です。

急なハプニングやスケジュール変更に対応することを嫌がり、困難に感じます。

整理整頓

モノに対して強い好みを持つことが多く、モノを捨てることを極度に嫌がることがあります。

散らかっている状態にしか見えない部屋も、本人とっては規則性があり、何がどこにあるかは分かっていることが多いです。

運動

体をうまく動かすことや、手先を使った細かい動きが苦手なことが多いです。

人とのコミュニケーションに困難を感じることが多いので、チームスポーツには苦手意識を持つ人もいます。

感覚の異常

五感のうちの何かがとても敏感である「感覚過敏」が多く見られ、感覚に対する強いこだわりがある場合があります。

例えば、服の肌触りや匂いがいつもの服と異なると、「この服は着ない!」と強いこだわりを見せることがあります。 

ADHD

察することはできるが我慢することが苦手な「我慢する」ことの障害

原因はまだ明確にはなっていないですが、脳の前側にある前葉前野付近の働きの障害が関係していると考えられています。

アスペルガー症候群にも、主な3つの症状があります。

「不注意」

注意力を持続することができません。何かに長時間集中することが苦手で、忘れ物も多いです。

「多動性」

じっとしていることができず、いつもそわそわと体を動かしていないと落ち着きません。

じっと座っていることや黙っていることが苦手です。

「衝動性」

何かを思いついたら考えずに行動に移してしまいます。

順番を守れなかったり、怒ると乱暴になって手を出してしまったりします。

ADHDには、他に以下のような特徴があります。

対人関係

遅刻やうっかりミスなど、物事を忘れることが多く人を怒らせてしまうことがあります。

他人の気持ちを汲み取ることはできますが、相手と適切なコミュニケーションをとりたいと思っていても、衝動性を抑えることができず、人が話している最中についかぶせて喋ってしまうこともあります。

集中力

限られた興味のあることに対してはものすごく集中するのですが、集中力を持続することが苦手です。

不注意や衝動性の症状によるケアレスミスが多く、仕事を先送りにして締め切りに間に合わないこともあります

計画的なタスク管理や、同じ作業をずっと続けることを苦手とします。

計画的に物事を行う

ADHDの人は計画的に物事を行うことが非常に苦手です。

場当たり的な衝動で行動を起こしてしまうため、スケジュールがあったとしてもそれに従うことが困難です。 

整理整頓

忘れ物がとても多く、整理整頓は基本的に苦手な傾向があります。

注意力が散漫になることが多いので、何かをやりっぱなしでほったらかしにしたり、片付けられないことが多いです。

運動

人によって個人差はありますが、基本的に運動に関して特に苦手ということはありません。

感覚の異常

合併症状がある場合もありますが、感覚に対するこだわりはアスペルガー症候群に比較すると少ないです。

2つの障害

ADHDとアスペルガー症候群の両方を持っているという方も少なくありません。

発達障害は範囲が広く、全てはっきりと区別できるわけではなく、それぞれの障害の症状が重なる部分があります。

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