
前回までの記事はコチラ↓
第67回 教えて!リス太くん

今日は、緘黙症の種類と治療方法について見て行こう。
場面緘黙症の5つの分類
場面緘黙症には、大きく分けて5つに分類されています。
- 場面緘黙傾向
- 純粋な場面緘黙
- ことばに苦手がある場面緘黙
- 複合的場面緘黙(発達的問題や心理的問題の合併)
- 遅発発症の場面緘黙(学校での孤立やいじめによる発症が多い)
緘黙症は、多くは子どもに見られます。
この5つの分類は、イギリスのマギー・ジョンソンという人物が、緘黙症の子どもを支援するために作ったものです。
場面緘黙症の発症
場面緘黙症の発生率は、0.2%から0.5%と言われており、男子よりも女子に多いようです。
海外での発生率は、0.7%と日本よりも少し高めになっています。

場面緘黙症が発症していると診断されるのは、以下のようなときです。
- 普段は問題がないのに、特定の状況で話せなくなる
- 話せないことで日常生活に支障をきたしている
- 最初の1ヶ月を除き、1ヶ月以上症状が続いている
- 言葉を知らないことが話せない原因ではない
- 吃音などのコミュニケーション障害や精神病性障害の影響を受けていない
場面緘黙症の主な治療方法
行動療法
家以外では話さないなど、不安の強い場所で話さないことを学習してしまうと、その状態から抜け出すことが困難になります。
その前に、悪い行動は良い行動で解消されると学習するように導くのが行動療法ですが、だからといって急ぎ過ぎると逆効果になってしまうため、時間をかけて治療を行います。
認知行動療法
認知行動療法とは、考え方や捉え方に働きかけることで、話すことへの不安や恐怖心を改善することを目的とした治療法です。
抱える不安や恐怖がどれくらい現実と食い違っているのかを、日常生活の中で具体的に明らかにして、場面ごとに行動や感情のコントロールの方法を学ぶことで問題を解決します。
薬物療法

抗うつ剤を使うことで、話すということの不安を和らげる方法です。
抗うつ剤により、不安を強くする物質を抑える事ができますが、子どもの場合には刺激が強いため、分量に注意が必要です。
場面緘黙症の方への対応方法
間違った対応
- 話すことを強制する
- 話すことを促す
- 声を聞いてみたいとプレッシャーをかける
- 話さないことを責める
- サポートをせずに放置する
正しい対応
- 不安を減らす
- できることを褒める
- 自信や自己肯定力を高める
- 安心できる環境を整える
- 気持ちに寄り添う
家族や身近な人に場面緘黙の人がいたら、私たちはどうやって接したりコミュニケーションをとったり、支えてあげることができるでしょうか?
話さないことを責めないでください。
不安が強い場面で発話を強要しないでください。
答えがかえってこなくても、暖かく話しかけてあげてください。

さりげなく仲間に入れてあげて下さい。返事は返せなくても、とてもうれしいと感じているはずです。
言葉を用いなくてもできることや、「イエス・ノー・わからない」あるいは1つの単語で答えられる事をいっしょにしましょう。
筆談が出来る場合は、書くコミュニケーションを促してみてください。
大人の場面緘黙の治療や支援はまだ行われていないのが現状です。
場面緘黙症は、大人になれば自然に治るとも言われていることから、見過ごされることも少なくありません。
場面緘黙という「症状」を知らず、「自分の性格」と考えて、話せない自分を責めているケースもあるのではないかと思います。
緘黙症の人には、周囲の理解が得られず、苦しんでいる方が多くいるのが現状です。
周りの人が緘黙症について知り、適切なサポートをすることが大切です。
話せない。声がつまる。お役立ちリンク
↓話したいのに話せない。チェックリストを試してみましょう。
↓周囲の理解がない・・・そんな方へ
↓「話したいのに話せない」治る?
↓「話せない」症状について
↓人見知りとは別物! 傾向について
↓対策方法をご提案。
↓コミュニケーションしたいのに・・・当事者の皆さんの声。
「話したい、でも話せない」「コミュニケーションが苦手」
リスタートはそんな方の就職・復職サポートをしています。
ぜひチャットやフォームからお気軽にお問い合わせください。
まずは気軽に相談してみてくださいね!メールフォーム・LINE・電話のどれでも対応してます!







