パーソナリティ障害③~パーソナリティ障害の分類と特徴B~

前回までの記事はコチラ↓

パーソナリティ障害①~パーソナリティ障害の基礎知識~

パーソナリティ障害②~パーソナリティ障害の分類と特徴~

 

第70回 教えてリス太くん

今日はB群の特徴を

みていくよ~!

 

パーソナリティ(人格)障害の分類

【B群に分類される疾患】・・・感情的で移り気なタイプ

・演技性パーソナリティ障害

・自己愛性パーソナリティ障害

・反社会性パーソナリティ障害

・境界性パーソナリティ障害

演技性(ヒステリー性)パーソナリティ障害:

他者の注目を集める派手な外見や演技的で移り気な行動が特徴

 

別名ヒステリー性パーソナリティー障害と言われます。

注意を引くために体の不調などを大げさに訴えることもあります。

他人の注目を集めたい傾向にあり、行動が演技がかっており感情的、

さらには自分の外見を気にします。

表現力が豊かで友人はすぐにできますが、たいていそれらの関係は表面的で

一時的に終わることが多いです。

これらのタイプは、異性に対して性的に挑発するような行動をとったり、

性的な関係を求めていない相手にも性的な関係を持ち込んだりすることがあるが、

求めているのは性的関係ではなく、誘惑的な行動には『誰かに頼りたい、

守ってもらいたいという願望が隠れている』ことがあります。

 

 

自己愛性パーソナリティ障害:

傲慢・尊大な態度を見せ自己評価に強くこだわるのが特徴

傲慢な態度で優越感が強く人からの称賛を求め自分の価値や重要性を過大評価します。

失敗や批判に対してとても敏感で、自己評価を満たせないとすぐに激怒したりひどく落ち、

失敗、敗北、批判などに極度に敏感です。

自分は周囲の他人よりも優れていると思いこんでいるので、称賛されることを期待し、

人は自分をねたんでいるのではないかと疑うこともよくあります。

自分の欲しいものは何でもすぐに手に入るのが当然と考えていて、他人へ共感する心が欠如し、

他人の欲求や信念は重要視していないため、人を平気で利用します。

このような行動は、周りの反感を買い、自己中心的、傲慢、利己主義とみなされます。

自己愛性パーソナリティー障害の典型的な症例では、クレーマーなどとして社会で

トラブルを起こしていたりすることが多いです。

 

 

反社会性パーソナリティ障害:

反社会的で衝動的、向こうみずの行動が特徴

男性に多く、他者の権利や感情を無神経に軽視します。

人に対しては不誠実で、ぎまんに満ちています。

欲しいものを手に入れる、あるいは自分が単に楽しむために人を利用します。

(自己愛性パーソナリティ障害の人が、自分は優れているのだから当然だと考えて

人を利用するのとは異なった考え方)。

衝動的かつ無責任に、自分の葛藤を行動で表現するのが特徴です。

不満があると我慢ができず、敵意を示したり暴力的になったりすることがあります。

自分の反社会的な行動の結果を考えないことが多く、人に迷惑をかけたり危害を加えたりしても、

後悔や罪の意識を感じません。

我慢させたり罰を与えたりしても、行動を改める動機とはならず、判断力や慎重さが

身につくことはなく、かえって本人が心に抱いている極端に非感情的な世界観が固まっていきます。

アルコール依存、薬物依存、性的に逸脱した行動、性的無規律、投獄といった問題を起こしやすい

傾向があります。

仕事に失敗しがちで、住居を転々と変えるケースもよくみられます。

多くの場合、反社会的な行動、薬物乱用、離婚、身体的虐待などの家族歴があります。

小児期に情操面での養育放棄(ネグレクト)や身体的虐待を経験していることもあります。

反社会性人格の人は一般の人に比べて寿命が短い傾向があります。

 

この障害は年齢とともに治まっていくか、安定する傾向があります。