9月28日 パソコン記念日
今日、9月28日は「パソコン記念日」です!
リス太くんMEMOによると・・・
1979年9月28日、NECが8ビットパソコン「PC-8001」を発売。
定価は16万8000円。
高機能かつ高い完成度と評され、国産パソコンを代表する機種となった。
「PC-8001」が発売される以前、1976年には「TK-80」が発売された。
マイクロコンピュータを理解してもらうための「トレーニングキット」というコンセプトで、回路図が添付。ハンダ付けなどの組み立てをユーザーが行えるようになっていた。
K君:今じゃ持っていない人の方が珍しいほど広まったパソコンだけど、
ほんの40年前には誰も持っていなかったと思うとちょっと不思議な気持ちだね。
リス太:そうだね。「TK-80」というマイコンが発売されたのがちょうど40年前だけど、
この頃は技術者であってもマイコンというものを知らない人がほとんどだったみたいだよ。
K君:マイコン?それって、パソコンとは違うの?
リス太:うーん、マイコンには色んな意味があるんだよ。
「TK-80」が発売した当初は、個人レベルで使用するコンピュータシステムを
マイコンと呼んでいたから、今でいうパーソナルコンピュータとほとんど同じ意味だけど、
最近では、クーラーや洗濯機などの家電製品の制御などに使われる組み込み用の
小型コンピュータを指してマイコンと言うことが多いんだ。
だから、「マイコン」と一言で言っても、なにを指すかによって
・個人用のコンピュータなので「マイ・コンピュータ」
・超小型のコンピュータなので「マイクロ・コンピュータ」
・小型の制御用コンピュータなので「マイクロ・コントローラー」
なんていうふうに、略す前の名前もいろいろあるんだ。
K君:なるほど!それじゃあ、個人用のコンピュータが「マイコン」から「パソコン」になったのが、
1979年の今日なんだね!PC-8001っていうのは、どんなパソコンだったのかな?
リス太:スペックでいうと、ROM24KB、RAM16KB・・・っていって想像つくかな?
K君:ROM?メモリ??
リス太:ROMはデータを記憶する容量のことで、今は1TB以上のものもあるよ。
RAMはメインメモリのことだけど、今のパソコンなら4GB~16GBくらいかな。
K君:今のものと比べたら、すっごく少ないんだね
リス太:パソコンができてから40年くらいなのに、技術の進歩はとても速いんだ!
K君:それでも、PC-8001は当時は最新鋭のコンピュータだったんだね。
リス太:PC‐8001のすごいところはスペックだけじゃないよ。
CPUやROM、RAMなどのスペックだけなら、実は当時もう同じくらい物はあったんだ。
では何が違ったかというと、PC-8001のすごいのは表示能力なんだよ
K君:表示能力?
リス太:80×25文字の8色カラー表示ができたんだ!
今では携帯電話でもカラーが当たり前だけど、
当時はカラー表示を標準搭載したのは驚きだったんだよ。
さらに、解像度こそ低かったものの、グラフィック表示ができたのも
このパソコンの大きな特徴だったんだよ。
リス太:ここで問題だよ。今のパソコンは、ほとんどがWindowsやMacなどの
OSが搭載されているけど、これらはいったいいつ頃できたのでしょうか!
K君:ええっ!一番最初からあったんじゃないの?
リス太:ブッブー!WindowsやMacのOSが誕生したのは、だいたい1985年頃なんだ。
それまでは、英語の文章や記号が何行も並んでいるような画面に
自分で文字や文章を入力して指示を出さなくちゃいけなかったんだ!
K君:それは難しそうだね・・・
リス太:OSの登場によって、今みたいに誰でも簡単に使えるようになったんだね。
K君:今はもう、ほとんどの人が使っているパソコンだけど、普及したのは本当につい最近なんだね。
リス太:パソコンの進化はまだまだ続いてるから、これからどうなっていくのかとっても楽しみだね!