身近にある「完全」栄養食品!それは・・・卵!!
10 月30 日は「たまごかけごはんの日」。2005 年10 月30 日に第1 回日本たまごかけごはん
シンポジウムが開催されたことにちなんで、島根県雲南市の「日本たまごかけごはんシンポジウム
実行委員会」が制定した記念日。たまごかけごはん専用醤油として知られる「おたまはん」が
島根県雲南市(吉田ふるさと村)で開発されたことからこの地で開催された。イセ食品株式会社に
よれば、たまごかけごはんの全国トッピング人気ランキングは、「5 位:粉チーズ」
「4 位:かつおぶし」「3 位:だし醤油」「2 位:ネギ」「1 位:のり」(2012 年調べ)。
リス太:今日は卵かけごはんの日!美味しい卵かけごはんにかかせないものといえば?
K君:ごはんやトッピングもだけど・・・主役はやっぱり卵かな?
リス太:うんうん、それじゃあ、ちょっとこの図を見てみて?
※たまご1個61g(可食部52g)、食事摂取基準(女性18~29歳 身体活動レベルⅡ)で算出
※食事摂取基準(厚生労働省2005年版)の「推奨量」「目安量」「目標量」から算出
(出典:全国鶏卵消費販促協議会発行 くらしの中のたまごシリーズ⑭ 6ページ)
リス太:この表で分かるように、こんな小さな1個の卵で
食物繊維・ビタミンC以外のアミノ酸、ビタミン、ミネラル・・・などなど、多くの栄養素を含んでいるんだ。
K君:それで「完全」栄養食品って言われているんだね。
リス太:卵が良質のたんぱく質源として注目されているのは、
人間の体内で合成できない8つの必須アミノ酸をバランスよく含んでいるからなんだよ。
しかも、卵は加熱しても基本的には栄養価の大きな変化は見られないんだって!
K君:それじゃあ、玉子焼きや目玉焼きにして食べてもちゃんと栄養を摂取できるんだね。
リス太:卵は栄養価が高いだけではなく、健康にとってよい効能がたくさんあるんだよ
卵白に含まれる「リゾチーム」という酵素は殺菌作用があるし、「メチオニン」という
必須アミノ酸は、活性酸素を抑えて老化を防止したり、デトックス作用などの効果があるんだって
K君:卵にはアルツハイマーや生活習慣病を予防する効果もあるって聞いたよ?
リス太:そうなんだよ。卵の成分で注目したいのが、「レシチン」というリン脂質の中に含まれる物質コリンなんだけど、
コリンには、脳の活性化、中性脂肪やコレステロール量の調節、血圧低下、
それから新陳代謝促進など、さまざまな効能があってアルツハイマーや生活習慣病に有効とされているんだ。
K君:へぇー、それなら毎日食べてみようかな?
リス太:たまごで栄養バランスのよい朝食をとると、血糖値が上がりすぎず、
消化にも時間がかるからそのため腹持ちがよく、1日の摂取エネルギーを抑えることにつながるし、
たまごのたんぱく質は脂肪になりにくいから、肥満の原因になることもないんだよ
K君:流石「完全」栄養食品だね!
明日からは毎朝卵を食べるようにしよっと!