11月15日 "断る"ときのスキル

就労移行支援事業所リスタートの火曜日プログラムは「ワークショップ」と「読解」です。

ワークショップ

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今日のワークショップでは前回に引き続き、1つの場面に対して相応しいセリフについて考えて行きました。

 

<場面>

上司のAさんがあなたに急に残業をして欲しいと頼んできました。しかし、あなたは定時で帰って上京してくる伯父を迎えに行く約束をしていたため、断りたいと考えています。
Bさん:「頼みたい仕事があるんだが、ちょっとだけ残業してもらえないか」
あなた:(どんなセリフがよいでしょう)

 

③「いやあ、急に言われても困ります。いやぁ・・・」

・良い点

きっぱりとは断っていないので傷つけにくい
素直で、急に言われて困っていることが伝わる

 

・悪い点

はっきりしてないのでわかりづらい
困る理由を説明していない
曖昧で後味も良くない
気持ちで答えている

 

理由も述べず、明確に断っているわけでもないのであまりいい断り方とは言えません。

しかし、本人のキャラクターが理解されている職場であれば許されることもあるかもしれません。

 

④「申し訳ないのですが、今日はあまり気乗りがしなくて。」

・良い点

始めに「申し訳ない」と伝えてやわらげている
ていねいに伝えられている

 

・悪い点

理由をごまかしてしまっている
ビジネスの場では「気乗りがしない」という理由で断るのはよくない

 

申し訳ない気持ちは伝わりますし、始め方はいいのではないでしょうか。

しかし、仕事を振られた際に「気乗りがしない」という理由で断るべきではありません。

自分の気持ちではなく、それができない理由を伝えるようにしましょう。

 

⑤「申し訳ないのですが、伯父を迎えに行かなくてはならなくて・・・伯父はこの辺りに不慣れなもので・・・(本当は不慣れではない)」

・良い点

謝罪した上で具体的な理由を伝えている

 

・悪い点

ウソをついているため、後でバレた場合関係が悪くなる
理由が仕事と関係のない自分の都合である
自分から情報を開示し過ぎていてウソであると疑われる可能性がある

 

ウソをつき、それが発覚した場合には人間関係に大きな亀裂が入ってしまう可能性もありますが、「嘘も方便」という言葉がある通り、嘘をつくことが必ずしも悪いことであるとは限りません。

しっかりと謝罪した上で予定を優先しなければいけない理由まで伝えられていないので、悪い回答ではないのではないでしょうか。

ただし、あまり詳細なことまで自分から開示していく必要はないかもしれません。

この例の場合であれば、まずは伯父を迎えに行かなければならないという事実のみを伝え、それでも引き留められるようであれば後半のウソも混ぜ込むなど、ケースバイケースで対応方法を考える必要があります。

 

⑥「大変申し訳ありません。お手伝いしたいのですが、所用がありまして・・・。明日ならできると思います。」

・良い点

謝罪、本当はやりたいという姿勢、理由、代替案がそろっており好印象
別の候補日を出している

 

・悪い点

理由が具体的でない
断っているため相手にとって都合が悪いことには違いない

 

謝罪から始まり、やりたいのにやれないという気持ちや理由があることを伝え代わりの日程を出しているこの回答は、今回の7セリフの中では一番理想に近い断り方ではないかと思います。

特に代替案は重要で、ビジネスの場であれば代わりにできる日程を、飲みの誘いであればまた誘ってもらえるように伝えるなどの心配りが大切です。

 

⑦「いや~、今日ですかぁ。今日はちょっとぉ~・・・」

・良い点

やんわりとした言い方になっている
気心の知れた仲なら許される

 

・悪い点

曖昧でOKかNGかがはっきりしていない
相手に何も伝えられていない

 

断ったかどうかも曖昧で、決していい断り方ではないのですが、実際のビジネスの場で急に振られたときに断ろうとするとこのような返答になってしまうことが多いです。

このような言い方をしながらも断る必要のある理由などを考え、ここから続けて伝えるようにしましょう。

あるいは、予定を確認します。などと伝え、間を置いてこちらから話しかけに行ってもいいでしょう。

このセリフだけでは断ったことにならないので、その後どうするかを考えるのが大切です。

 

「断る」スキルのステップ

何かを断るときに重要なのは、

 

①視線を合わせ、はっきりとした声で言う

②誘われた場合は感謝の気持ちを伝える

③「申し訳ないのですが・・・」などと一言伝え、理由を添える

④自分のできることやできる時などの代替案を伝える

 

という4ステップです。

 

ただし、今回やったのは相手との関係を維持したまま断るためのスキルです。

相手との関係を考える必要がない場合には、もっときっぱりと断ったほうがいい場合もあります。

例えば・・・

・怪しい強引な呼び込み
・望まない宗教の勧誘
・マンションや墓の販売などの電話による勧誘
・街頭で「手相を見せてください」と言われた

などの場合には、やんわり断ると返って相手のペースに乗せられてしまう危険性があります。

 

そのような時には、はっきりとした声で簡潔に断る理由を何度も伝える(「急いでいるので」など)か、

最初から無視してしまうのも一つの手です。

状況に合わせて適切な断り方ができるようになりましょう。

 

 

読解

パンダどんどん 中国まごまご

 

1114→1864頭に回復 絶滅危険度低く

中国で「国宝」とも呼ばれるジャイアントパンダの保護政策をめぐり、

中国政府が揺れています。

 

国際機関が定める絶滅危険度が引き下げられ、

パンダはもっとも危険度が低い、「絶滅危惧2種」に引き下げました。

絶滅の危機が遠のいて中国政府は喜ぶのかと思いきや、

そういう単純な話ではないみたいです。

どうやらパンダには絶滅危惧種であって、

「希少な存在」であり続けなければならない理由があるようです。

例えば、四川省に点在するパンダ研究施設。

その多くは一般の見学も受け入れています。

パンダの存在が観光面に大きく貢献することは言うまでもありません。

さらに施設入場料やグッズの売り上げは自然環境整備に充てられ、

それはパンダ以外の希少動物の保護にも繋がると言います。

 

パンダの希少性は外交面でも大いに利用されてきました。

友好の証として、中国はパンダを次々に贈呈しました。

その後は、パンダのレンタル方式が定着。

このレンタル料も中国の希少動物保護に役立てられています。

友好の証・・・というか、近年はビジネスになっているようです。

 

 

この記事を読んで、

・独特なキャラ、かわいい。友好のシンボル。

・レンタル1億円もするってすごいなあ。

・中国としてはいいビジネス。だから、増えても困る。

・めずらしさだけで人が集まる。集客力がすごい。

・なんで中国にしかいないの?

・ほかの絶滅危惧種の保護に繋がれば・・・。

・パンダのしっぽは白い!

 

やっぱり動物園の人気者と言ったらパンダですよね!

そんなパンダの数が増えたのはいいこと!・・・だと思っていましたが、

中国側にもいろいろと事情があるんですね・・・。