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就労移行支援事業所リスタートの教えて!リス太くんシリーズ

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第109回 教えて!リス太くん

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前回の記事で出てきた非定型うつ病の症状について、詳しく見て行こう

 

 

 

 

非定型うつ病の主な6つの症状

1:気分反応性

非定形うつ病の最大の特徴とも言われる症状が、「気分反応性」です。

定型うつ病は、基本的にはずっと気分が下がった状態が続く「抑うつ気分」と言われる状態です。

そのため、以前なら楽しめていたことも楽しいと思えなくなってしまいます。

しかし、非定型うつ病の場合は、普段は抑うつ気分が続くのですが、楽しいことや嬉しいことがあった際にはすぐに気分が改善します。

この、「嫌なことがあると抑うつが出現するものの、嬉しいことがあるとすぐに改善する」という特徴が気分反応性です。

このような特性から、非定型うつはしばしば「甘え」であると誤解されてしまいます。

楽しい時だけ元気になって、嫌なことがあるととたんに落ち込む、というのは、確かに外から見れば都合の良い言い訳や甘えのように見えます。
しかしこれは甘えではなく、「自分自身でもこの気分の波を制御できない」という非定型うつ病の症状なのです。甘えと

しかし、これは甘えではありません。自分自身でも気分の波を制御することができないのが、非定型うつ病の症状なのです。

楽しいことがあった際に、以前元気だったころの半分程度まで気分が改善するようであれば「気分反応性」がある、と言われています。

 

2:食欲・体重の増加

定型うつ病の場合には、精神的なエネルギーが枯渇するため、気分だけでなく食欲も下がる傾向にあります。

しかし、非定型うつ病の場合には食欲の低下は起こらない傾向にあり、逆に以前よりも増す人が多いようです。

過食症のような無茶食いとその後の嘔吐を何度も繰り返したり、日に何度も間食しなければ気が済まなくなる場合もあります。

また、それに伴い体重も増加していく傾向にあります。

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3:過眠

定型うつ病は不眠を伴うことがほとんどですが、非定型うつ病の場合は逆に過眠を伴います。

夜に長時間眠ってしまう上に日中にも眠気が続き、昼寝も含めて日に10時間以上寝る日も多くなります。

人から非難されるなどして気分が落ち込むと、それに伴って眠気を覚えるのも非定型うつ病の特徴です。

起きているのが辛いものの、横になっても熟睡できなかったり、寝ても寝ても寝たりないように感じられるなど、生活リズムの崩壊や昼夜逆転など、日常生活への支障も出るようになります。

また、生活リズムが崩れるとセロトニンやノルアドレナリンの分泌が悪化するため、うつ病そのものの悪化も招きます。

 

4:不安障害

定型うつ病は、合併症としてパニック障害や社交不安障害などの不安障害を患うことがあるのですが、非定型うつ病はその傾向がさらに顕著です。

不安障害にまで至らないにしても、強い不安感や恐怖感を感じる事が多くあります。

そのため、非定型うつ病の治療には不安を解消することが必要になり、アルコールやタバコなどの不安を増悪させやすいものは意識的に避けたほうが良いと言われています。

5:拒絶過敏性・衝動性

定型うつ病にかかる人は真面目で責任感が強い人が多いため、対人関係においては他者に迷惑をかけないように振る舞う傾向があります。

そのため、なるべく衝突を避けて温和な対人関係を心がける人が多いのですが、非定型うつ病の場合はこの点に大きな差異があります。

非定型うつ病の対人関係における症状に、「拒絶過敏性」と呼ばれるものがあります。

これは、他者からの評価を過剰に自己解釈してしまうという症状で、とりわけ「拒絶」の感情に敏感です。

この症状のために、常に人の目が気になり、他人からの評価を悪いように拡大解釈してしまいます。

このような症状が起きる背景には、「漠然とした寂しさ」があることが多いと言われています。

拒絶過敏性の例として、仕事でミスを指摘された際に「自分のすべてを否定された/侮辱された」と捉えて酷く落ち込んでしまい、そのまま早退してしまったり、休社に繋がってしまう、というものがあります。

また、友人にちょっと注意されただけでも「友人に拒絶された」と過剰なまでに思い込んでしまう場合もあります。

拒絶されたと思い込むと、時には暴言や暴力、あるいは自傷行為などに繋がる可能性もあります。

このような症状が進行していくと、拒絶を恐れて他人とコミュニケーションを図ることが難しくなったり、社会生活に順応することができなくなってしまうこともある
など、生活する上で大きな支障をきたすことも考えられます。

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5:鉛のような疲労感・麻痺感

定型うつ病にも倦怠感やだるさなどの症状がありますが、これまた非定型うつ病ではより顕著にこれらの症状が表れます。

非定型うつ病の倦怠感は、「身体に鉛が入っているような感覚」「麻痺しているような感覚」などと形容されることもあるように、非常に強いものであると言えます。

倦怠感・麻痺感に限った話ではありませんが、朝が一番悪く、夕方にかけて段々とが改善していく定型うつ病とは逆に、非定型うつ病は朝から昼にかけてはあまり感じないものの、夕方から夜の間に悪化しやすいというのも大きな特徴です。

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