11月18日 第四回ビジネスマナー講座
教養講座
前回のビジネスマナー講座はコチラ
ルールは前回同様、3択の問題に対し、全員で相談しながら1つの答えを出し、
発表してもらう、というものです。順番に司会もお願いしました。
Q1来客を案内する
お客様と同行して訪問部署まで案内する場合、
廊下を歩く時の適切な位置関係はどれでしょうか?
1 来客と案内者が横並びで歩く。
2 案内者が来客の斜め前を歩く。
3 案内者が来客の前を歩く。
正解は・・・「2 案内者が来客の斜め前を歩く。」
真横に並んで歩くことはお客様と対等な関係という意味になり、失礼に当たります。
前を歩くと歩行の妨げになるとともに、中央は上座であるので、これも失礼になります。
したがって斜め前を歩くのが適切です。
お客様の歩調に合わせて、ときどき振り返るなどして気遣いができるといいですね。
Q2応接室での席次
応接室で来客に着席をすすめるとき、どの位置がふさわしいでしょうか?
1 長イスの入り口から遠いところ
2 一人掛けの入り口から遠いところ
3 お客様の好きなところに座ってもらう
正解は・・・「1 長イスの入り口から遠いところ」
応接室は上座と下座があり、原則として出入り口から一番遠い席が上座です。
長イスと一人用の肘掛けイス2脚おいてある場合、
長イスのほうが上座。長イスでは一番奥側が上座です。
他社を一人で訪問したら、長イスの下座(ドア側)に座ります。
番号が若いほど上位を表しています。
2枚目は、長イスがない場合です。
Q3部署の位置を尋ねられたら
お客様から「○○(部署名)はどちらでしょうか」と尋ねられました。
このときどのような対応をするべきでしょうか?
1 訪問部署の方向を手のひらで示し、口頭で位置を教える。
2 間違っていると困るので受付を案内する。
3 訪問先の部署まで案内する。
正解は・・・「3 訪問先の部署まで案内する。」
お客様に訪問先の部署を尋ねられたら、その部署まで案内するのがマナーです。
たとえ親切心で「受付でお尋ねください」と言ったとしても、
お客様をぞんざいに扱っている印象を与えてしまいます。
わからないのなら、案内板で確認したり、該当部門に連絡するなどできる限りのサポートをしましょう。
お客様の行きたい階が別の階なら、エレベーターまで案内して、降りた後の行き方を伝えましょう。
読解
「生き残りで特色競う」
四国山地の奥深くにある高知県大豊町は高齢化率55%超の限界集落で
7月地域おこしのアイデア発表会が開かれました。
2015年度に誕生した高知大学の地域協働学部は「地域を変える新しい人材の育成」を掲げています。
学生は地域に入り、3年間で600時間の実習が必修だそう。
安倍政権の「地方創生」も追い風となり、地域を扱う学部・学科の新設が続いています。
地方国立大は財政基盤が弱く、外部資金獲得も厳しいため、
活路を見出そうと地域密着路線に乗り込みました。
文部科学省も特色化を促してきました。
①地域貢献
②特色ある分野の教育研究
③世界で卓越した教育研究
の3種類を示しました。
また、昨年の「教員養成系学部や人文社会系学部・大学院は、
組織の廃止や社会的要請の高い分野に転換」という文部科学省の通知を受けて、
再編に乗り出す大学が相次いでいます。
この記事を読んで、
・若年層が減っているので大学の定員割れが出てくるのは当たり前。
・地域協働学部っていうのがあるのが驚き。
・大学側も大変なんだなー。
・地域を変えることのできる人材=海外などでも活躍できるのでは?
・地域貢献に興味のある人はそんなにいるのかな?
・地方国立大学の行く先は見えているのでは・・・。
・今後、合併や大学名の変更なども多くなるのかな。
・私立はあるけど、国立大学は定員割れはないのでは・・・。
これからの国立大学は地域に根ざしてやっていかないと生き残れないようですね。
教員も足りていないようで、大学も意外と大変です・・・。