休職する時には⑤~休職Q&A~

 

 

就労移行支援事業所リスタートの教えて!リス太くんシリーズ

前回までの記事はこちら

第137回 教えて!リス太くん

昨日までの記事で、休職というものについてはわかったかな?

今日は、休職に関して他に疑問に思いそうなところをまとめてみたよ!

Q:一度会社に来て欲しいと言われたが、体調が悪い

 

A:無理をせず、他の方法でも良いかを聞いてみてください。

調子が悪く、会社に行くのが難しい場合や、上司などが原因でうつ病になってしまい、

顔をあわせるのが辛い場合など、会社に行かなくてはいけないのに

行くのが難しい場合もあるのではないかと思います。

そのようなときは、必要な書類を郵送などでやり取りすることで済む場合もありますので、

電話やメールで連絡を取ってみてください。

場合によっては、家族に連絡を取ってもらうことも考え、

病気を治すことを最優先しましょう。

 

Q:うつ病の原因を尋ねられたけど、正直に言っていいの?

 

A:できる限り正直に伝えましょう

職場には、「職場環境配慮義務」というものがあります。

これは、身体だけでなく精神の安全にも配慮しなければいけないという決まりです。

なので、うつの原因が職場の環境にある場合、会社には改善の義務が発生します。

「上司のパワハラ」「仕事のノルマが多い」「同僚とトラブルが起きた」など、

言いづらいこともあるかとは思いますが、ここで言われた内容に対して、

会社は改善するために行動を起こすはずです。

 

万が一ここで会社側が取った措置と自身の意向に開きがあった場合には、転職を考えるのも1つの手です。

休職期間中にゆっくりと体調を回復させ、自分の今後を考える時間としてください。

Q:休職中はどのように過ごせばいいの?

 

A:治療に専念しましょう

うつ病であっても、回復の方法は身体の病気と変わりません。

まずはとにかく寝て、休んで、治療に専念してください。

家族からすれば、ずっと寝ている姿を見たらこのまま仕事に行けなくなるのではないか、などと心配かもしれません。

しかし、見かけではわからずとも、休むことによって心の病も少しずつ改善していきます。

回復するにつれ、自分から「仕事がしたい」という気持ちが出てきます。それまでは回復に集中してください。

 

休職中に旅行などに行ってもいいの?

 

A:行くこと自体には問題ありませんが、何点か注意しましょう

休職で休んでいるときに、心配した家族に誘われて旅行に行くことに。

でもそれって、やっていいことなのか、悪いことなのか。悩む方もいるかもしれません。

うつ病の患者は、心が消耗しきっています。そのため、旅行に行っても楽しめない可能性もあります。

少し落ち着いてきて、物事を楽しむ余裕が出てきてから気分転換に旅行などに行くのは良いかもしれませんが、

精神的に辛く、楽しむことができない時は、旅行などに行くことで返って辛い想いをする可能性もあります。

 

また、他の社員は働いているのに、自分だけ楽しんでしまっていいのだろうか、という気持ちもあるかもしれません。

しかし、休職中にリフレッシュするため、自分の好きなことをするのは決して悪いことではありません。

引いてはそれが、早く病気を治して、復職することにもつながります。

 

ただし、旅行などへ行ったことを、SNSなどに投稿するのはやめたほうがいいでしょう。

例え療養のため、リフレッシュのためであっても、それが会社の人間の目に留まれば、反感を買う可能性もあります。

休職中に旅行に行っていたことを理由に退職を迫られるようなことはないとは思いますが、

復職後、同期などから冷たく当たられてしまったら、うつ病を再発することにも繋がりかねません。

そういったことに気を付けつつ、自分の楽しいと思えることをしてリフレッシュしてください。

家で休んでいると、強い脱力感や無気力感を感じる

 

A:何もしたくない時には、何もせず休みましょう

趣味に打ち込んで気分転換することは、心の病を治療するのに有効です。

しかし、いざ休職期間に入ると、仕事や今の自分への強い不安を感じ、

「何もしたくない」「何をしたらいいのかわからない」というような気持ちになってしまう人も少なくありません。

そのようなときは、ただ何もせず、心と身体を休めるが効果的です。

「何もしたくない」と思うのは、それだけ心と身体が疲れている証拠です。

ゆっくり安んで回復していけば、そのうち「何もしない」ことを苦痛に感じるようになり、

「何かがしたい」と思えるようになるはずです。

 

不安や自己嫌悪、家族や会社への罪悪感が強いと、それだけ回復が困難になります。

抗うつ薬によってそうした不安などを軽減することができる他、

安心して治療できるような環境づくりを家族がしてあげることも重要です。

 

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