心理学を学ぼう!第六回 印象心理学 9月5日

読解

肯定・批判双方理解し判断

偽ニュースを見抜くには

このところ「フェイクニュース」という言葉をよく聞くようになりました。

米国のドナルド・トランプ大統領が、自分にとって不利なニュースを、こう決めつけるのです。

ところが、トランプ大統領誕生の背景にもフェイクニュースの存在があったようです。

たとえば「ローマ法王がトランプ候補を支持」というものです。

ローマ法王が、特定候補者を応援することなどありえないことは、常識で考えればわかるはずです。

ですが、多くの人が反応し、SNSで拡散しました。

結局、一番得をしたのはフェイクニュースをインターネットで流し、大勢の人を自分のニュースサイトに引き付けて、広告収入を稼ぐ悪質なサイト運営者でした。

これに対して今年行われたフランス大統領選では意外な現象がありました。米大統領選ほど、フェイクニュースが問題にならなかったというのです。

この記事を読んで、

・フランス人が新聞を読む人が多いのは驚いた。

・時間の使い方が重要だと思った。

・新聞を読みたいと思った。

・ネットでは興味のある事しかみない。

・ネットはもともと信用してない。

 

などの意見が出てきました。

 

新聞の良さがあらためて分かる内容でしたね!!

 

教養講座

 

前回までの講座はコチラから!

就労移行支援事業所リスタートの、外部から講師の方をお呼びしての心理学講座! 第六回目の今回は、

【印象心理学】です。

 

第1印象という言葉がありますが、どのようにすれば、自分が見られたい第1印象で見てもらえるでしょうか。

意識するべきは、「言語的コミュニケーション」と「非言語的コミュニケーション」の2つです。

言語的コミュニケーションは、読んで字のごとく「言葉」を指しますが、非言語的コミュニケーションには、姿勢や口調、声のトーン視線、色遣いなどなどたくさんの種類があります。

しかし、これら以外に、初対面の時に印象を良くする方法があります。

例えば、手元に温かい飲み物を置く、というだけでも効果があります。

初対面の時、温かい飲み物を手元に置いていると、暖かい人だ、と感じられる心理効果があるそうです。

また、色には好かれる色や嫌われる色などあります。

例として緑がかった青色は、鉱毒などがイメージされ、嫌われる傾向にあります。

毒をイメージするということで食欲減退効果もあり、一時期青い食器ダイエットが流行ったこともありました。

 

また、今日は「KY」という言葉についても考えました。

KYといえば、「空気読めない」の略とされ、「暗黙の了解」がわからない人などに使われることがあります。

しかし、暗黙の了解がわからないということは、主義主張が強いと言い換えることもできます。

暗黙の了解には、思考やロジック、行動様式、嗜好などが含まれ、これらをまとめて「コンテクスト」と呼びます。

日本のような暗黙の了解が前提となってツーカーのコミュニケーションが行われる文化をハイコンテクスト文化と呼ぶのに対して、アメリカなどはローコンテクスト文化であると言われています。

これは、単一民族国家である日本に対して、多種多様な人種の人が住んでいることが関係しており、コンテクストは重視せず、言語でのコミュニケーションを優先します。

日本はハイコンテクスト文化であるため、コンテクストを軽視することはできませんが、コンテクストに依存し過ぎると、個人の主張ができなくなってしまいます。

そのため、状況に応じて、ハイコンテクストなコミュニケーションとローコンテクストなコミュニケーションの使い分けができることが望ましいと言えます。

 

興味深いお話をありがとうございました!

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