認知行動療法講座「復習! 根拠と反証」/ 就活対策(SPI)「推論(整数)」
読解「3本柱 効率労働実現への一歩 青天井の残業 上限規制」
本日の新聞読解のトピックは、「働き方改革」についてでした。
以下、記事の要約です。
政府が今国会の最重要法案と位置づけていた働き方改革関連法が成立した。
残業規制、同一労働同一賃金、脱時間給制度を3本柱とし、2019年4月から施行する。
人口が減るなか、一人ひとりの生産性を高めることが狙いだ。
私たちの働き方に大きな変化をもたらす法律を解説する。
日本の労働法制は労働時間を原則「一日8時間・週40時間」と定めているが、労使が労働基準法36条に基づく協定を結べば「月45時間・年360時間」まで残業が認められる。
さらに特別条項付きの協定を結べば、上限の制限をなくすことができる。
残業が青天井といわれる理由だ。
きちんと上限をつくり、残業を規制するのが新制度の狙いだ。
特別条項付きの協定でも、年720時間までに規制。
単月で100時間未満、2~6ヵ月の平均で80時間以下に抑えなければならない。
この記事に対する利用者さんの感想・意見
- 法案が確立したのは良かったことだと思った。
- 企業側で同一労働同一賃金をすすめて欲しい。
- 正社員の給料が下がるのは意味がないと思った。
- 従業員の事を考えて待遇を良くして欲しい。
などの意見がでました。
日本の環境にあった法律を考えて欲しいですね。
認知行動療法講座
就労移行支援事業所リスタートでは、「ものの受け取り方(認知)」を変えることで「感情」やそれによる影響を抑える「認知行動療法」についての講座を毎週やっています。
今日は、第4のコラムと第5のコラム・・・すなわち、根拠と反証について復習しました!
前回、「新規事業プロジェクトを任されたものの、繰り返しミスをしてしまい、そのことを上司に指摘された上、翌日、同僚がその上司に飲みに誘われていたにも関わらず、自分には声がかからなかった」という例について、自動思考とそれに含まれる認知の歪みを探しました。
今回は、前回の内容を元に、自動思考に対する根拠と反証を考えました。
自動思考
- ①私はまたミスをしてしまった。どうして私は何をやってもだめなんだろう。
- ②それにひきかえ同僚は上司に飲みに誘われている。私は上司に嫌われてしまったのだろうか。
- ③世間は私みたいな人間でなく同僚のような人間を必要としているんだ。私は世の中の役に立たない人間なんだ。
根拠
- ①仕事で繰り返しミスをした。
- ②上司に仕事のミスを指摘された。
- ③上司が同僚を飲みに誘い、自分は誘われなかった。
反証
- ①今やっている仕事でミスしてしまっているだけで他の部分は問題ないし、今の仕事が合わずとも他の仕事は試していない。
- ②以前には自分も上司に飲みに誘われたことがある。
- ③自分は新規プロジェクトに抜擢された。
就活対策(SPI対策)

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就労移行支援事業所リスタート高田馬場の火曜日の4コマ目は就活講座(SPI対策)です。
今週からは新しい単元に入り、推論(整数)のページに入りました。
例題
1組のトランプから、ハートの1から7の7枚のカードを取り出して、横一列に並べた。カードの数字について、次のことが分かっている。
Ⅰ.左から1枚目から3枚目までの数字の和は10
Ⅱ.右から1枚目から3枚目までの数字の和は12
右端の数字が5のとき、3を置く場所として可能性があるのは左から何番目ですか?
右端の数字が左端の数字より1つ大きい数になるように置くとき、2を置く場所として可能性があるのは左から何番目ですか?
カード7枚を並べるという問題ですね。
7枚のカードの数を合わせた合計の数は、1+2+3+4+5+6+7=28
右のカードの数の合計は10、左の数の合計は12だから…
28-(10+12)=6
真ん中のカードの数字は6になります。
このようにそれぞれのカードに入る数字を絞っていくことで、答えに近づいていきます。
2番目と3番目の合計は?
右端は5だから、12-5=7
7になるカードの組み合わせは?→(3+4)
答えは、5、6番目
右端と左端のカードの候補は?→4通り
1<2、2<3、3<4、4<5→当てはまるのは3つ
答えは、1、2、3、7番目
このカードに入る可能性のある数字は、これとこれしかない!というように候補を絞っていくことで問題がどのようなものなのかを視覚的に理解することができ、解きやすくすることができます。