ワークショップ「野生の動物と動物園の動物はどちらが幸せか」
目次
新聞読解「障害者雇用率水増し 問題の責任の所在」
本日の新聞読解のトピックは、「障害者雇用」についてでした。
以下、記事の要約です。
中央省庁内での障害者雇用数が水増しされていた問題について、各省庁の見解が分かれているようです。
経済産業省側の意見は「ほとんどの省庁で問題が起きたのは、厚労省の指導が適切ではなかったせいでは?」。
財務省は「意図的な水増しではない」。
そして管轄する厚生労働省は、実際は各省庁から上がってくる数字をまとめるだけ。
さらに「各省庁が責任を持って適正に進めるべきだ」という意見も厚生労働省側からあがり、各省庁間での責任の擦り付け合いが発生。
この記事に対する利用者さんの意見・感想
- 手帳所持者としてはちょっと許せないほど、ずさん。あきれてしまう。
- 企業には罰則・罰金を課しているのに、省庁側には罰則規定がないのはおかしい。
- なぜこのタイミングで水増しが発覚したのか疑問。
- 責任の所在が問題ではないと思う。
- 水増し分労働者に影響ないようにしてほしい。
今回のような問題は再発しないようにしてほしいですね。
就活SST
『い』で始まる頭がよさそうな言葉は?
高田馬場にある就労移行支援事業所、リスタートの月曜3コマ目はAグループの就活SST!
今日もいつも通り、アイスブレイクの「朝までそれ正解」で始まりました。
「医師」「インターナショナル」「因数分解」など様々なものが出てきましたが、
最終的に残ったのは・・・
Aグループ「イノベーション」
使っていたらスマートに見えそうな言葉が目白押しですね!
職場での問題に対処する
①パン屋の呼び込み
パン職人のあなたの店がある通りは、夕方になると会社帰りの人が多く通るります。
そこで帰りに購入してもらおうと考え、時間に合わせ店の外に出て呼び込みをすることにしました。
このような場合、効果を上げるためには具体的にどのような方法が考えられるでしょうか。
利用者さんの意見
- 店に呼び込むためには、人目を引くような態度や声で呼びかけるようにする。
- 人気商品やセール品などは試食できるようにして手に持ち、前を通るお客様に差し出しながら呼びかけるようにする。
- 買い上げて店を出てきたお客さまには「ありがとうございました」と言うが、景気づけのためにもひときわ大きな声で言うようにする。
店に呼び込むための方法ですから、まずは人目を引くような元気の良さ、声の大きさや振る舞いが必要になります。
また、会社帰りに購入する人が多くなると考えられるので、効率を考えた販売についての方法も良いでしょう。
②移動販売
あなたが勤務するスーパーマーケットでは、地域に住む高齢のお客さまサービスとして毎週定期的に車での移動販売を始めました。
販売車が運行する日時や販売場所などは毎回同じなので利用客も定着しつつありますが、いまひとつ集客力に欠けています。
この場合の対策としてどのようなことが考えられるでしょうか
利用者さんの意見
- 移動販売の実施を知ってもらうためにスーパーの店内でもアナウンスをしたり、ポスターを貼るなどして知らせる。
- 当日は移動販売車が来ているということを多くの人に知らせるために、音楽を流したりアナウンスもするようにする。
- 来てくれたお客さまには、次の週の目玉商品を知らせたりチラシを配るなどする。
集客力を上げるためですから、まずは移動販売を行っていることを広く知ってもらう必要があります。
そのためには店内のお客さまへの宣伝が効果的と言えます。
さらに利用客の定着も必要ですから、当日の宣伝やサービスを考える必要があるでしょう。
ワークショップ「野生の動物と動物園の動物はどちらが幸せか」
高田馬場にある就労移行支援事業所のリスタートでは、月曜日の4コマ目にワークショップを行っています。
ワークショップでは、お題に対する柔軟な発想と、グループ分けされた際の「自分の意見を言う」ことと「他人の意見を聞く」スキルを磨く事を重点においています。
また、司会者は色々な意見を取りまとめるスキルを磨くことができ、発表者は取りまとめた意見を発表する事でプレゼン能力を鍛える事ができます。
今日は、「野生の動物と動物園の動物はどちらが幸せか」というテーマでした。
野生で生きるメリットとデメリット、動物園で生きるメリットとデメリットを考えて比べていきますが、動物にとっての「幸せ」とは何かを定義することが重要ですね。
利用者さんの回答
Aグループ
Aグループは、「動物園の動物の方が幸せ」という結論になりました。
自分たちが動物だったら動物園と野生、どちらが幸せかを考えたところ、戦って負けて死ぬならそれが自然であるため野生が良い、という意見もあったものの多くの利用者さんが動物園で命の危険なく暮らす方が幸せである、と考えたため、このような結論となりました。
しかし一方で、檻の中でストレスがかかる、見られながら暮らすというストレスがある、といった意見もありました。
Bグループ
Bグループも、「動物園の動物の方が幸せ」という結論になりました。
幸せを定義するにあたって、Bグループは人間にとっての幸せは何か、と考えました。
その結果、人間の考える幸せとは欲求を満たすことであり、とりわけ生存欲を満たすことであるという結論になりました。
食と生活の安全という欲求は人の作る環境の中で得ることができるため、動物園のほうが幸せであるということでした。
一方で、人に見られるストレス、狭いところで生活するストレスなどがある、という意見もありました。
スタッフからのコメント
どちらの意見も、同じ結論となりました。
我々は人間なので、動物の視点に完全に立つことはできません。
そのため、人間の目線から見た動物の幸せとは何かを定義し、それに合わせて決めていく必要がありました。
どちらのグループも、結論に至るまでの理由や定義づけがよくできていて、活発な議論となりました。