就活SST「頼み方を考える」
新聞読解「10連休 生活の混乱防ぐ 政府が対処方針、医療や金融、万全に」
以下、記事の要約です。
皇位継承に伴う4~5月の10連休。
政府は26日、国民の生活での混乱をさけるため、病院の受け入れ体制、家庭ごみ収集日の周知などの対処方針を発表。
連休は3月期決算企業の決算発表のピークとも重なる。
証券取引所にも対応を要請した。
この記事に対する利用者さんの意見・感想
- 誰のための連休かわからない。
- 派遣やバイトの人は収入に直結しそう。
- 意外とパニックにはならないのではないか?
- 対策が遅すぎる気がする。
大連休は対策が大変ですね!
就活SST
『そ』で始まる子供が喜ぶものは?
高田馬場にある就労移行支援事業所、リスタートでは、水曜日に就活SSTをやっています!
今日もいつも通り、アイスブレイクの「朝までそれ正解」で始まりました。
「ソード」「祖父からのお小遣い」「ソフビ人形」「ソフト麺」など様々なものが出てきましたが、
最終的に残ったのは・・・
Bグループ「空を飛行機の中から見る」
Cグループ「ソフトクリーム」
Bグループの回答、確かに初めて飛行機に乗った時などはとても嬉しくて、窓に張り付いていたのを覚えています!
Cグループの回答はソフトクリーム! やはりこれが好きでない子供はなかなかいなさそうですね!
頼み方を考える
今回は、以下のような場面において、どのように頼みごとをすれば相手に快く引き受けてもらいやすくなるか、考えてみました!
例題
書類を作成する仕事を任され、何とか完成させたのですが、得意ではないExcelを使う作業だったため、できた書類にあまり自信がありません。
正式に提出する前に同僚のAさんに見てほしいと思っているのですが、その同僚は現在PCを使って作業の真っ最中です。
この状況に対して、今日は7通りの頼み方を考えてみました!
①「Aさん、ここの表の調整がうまくいかないんだけど・・・(このまま話し続ける)」
Aさんの状況を確認せず、自分の都合だけで話してしまっています。
Aさんは話を聞ける状態ではないかもしれませんし、例え聞ける状態だったとしても、急に話しかけられては内容をとっさに理解できず、困らせてしまうかもしれません。
②「Aさん、この書類チェックしてください」
①と同じく、Aさんの状態を確認できていないですね。
内容については伝えていませんが、一方的な依頼であるように感じられてしまうかもしれません。
③「Aさん、ちょっといい?。(AさんにOKをもらってから)この書類チェックしてください」
「ちょっといい?」と状況を確認しているため、①と②に比べれば良い印象になったのではないかと思います。
同僚であれば、このような頼み方でもトラブルになることはないかと思いますが、まだ少し一方的な印象を受けるかもしれません。
④「Aさん、今大丈夫?実は、今書類を作成しているんだけど、ちょっと自信なくて・・・少し目を通してもらえると嬉しいんだけど・・・」
状況を確認した上で、今の自分の状態を伝え、「アイメッセージ」を使って頼みごとをしています。
「アイメッセージ」について、詳しくは次回説明しますが、③と比べて、相手を尊重する気持ちがあるように感じられるのではないかと思います。
⑤「・・・(Aさんが忙しいと判断し、声をかけない)」
頼みたい相手が会議中のときなど、声をかけない方が良い場合は確かにあります。
しかし、職場であれば、相手が何も仕事をしていない時間というのはなかなかないでしょうし、相手に遠慮しすぎてしまっても、頼みごとができなくなってしまいます。
今、頼みごとをしても大丈夫かどうかを確認し、声をかけることも必要です。
⑥「Aさん、ご多忙中恐れ入りますが、この書類の不備をご指摘していただければ幸いです。」
丁寧ではあるのですが、同僚相手となると固すぎる表現かもしれません。
上司が相手の場合などであれば良いかもしれませんが、あまり距離を作りすぎる表現も、対人関係においてマイナスに働く場合があるので注意しましょう。
⑦「やっとおわったよ~。ちょっとこれ見といてくれない?(書類を渡す)」
状況確認をしておらず、一方的な言い方なので、どんなときも有効な表現というわけでは決してありません。
しかし、同僚と関係が築けている場合、このような頼み方で問題がない場合もあります。
相手を思いやった表現を使うのが安心ではありますが、そういった表現を使っていなければ必ずしも悪いというわけではないのです。