自分でできる3つの心理療法

事故、災害、いじめ。。。大きな恐怖、不安の体験は、心の傷となって残ってしまうよ。
他人が怖い、人生に希望が感じられない、といったように、解放されてからも精神面への影響が大きいんだよね。
そう。今日は、トラウマへの向き合い方、解消方法をお話ししていくよ。

 

心の傷による影響

その後の人生にも大きな影響を与えてしまうトラウマ。人を信じることができなくなってしまう、ということも少なくないんだ。
虐待、いじめ、ハラスメントなどがトラウマになると、環境を変えても苦痛が続いてしまうよね。
そう。恐怖や苦痛の強い体験は、「人生に希望が持てない」「他人の視線が怖い」といったように大きな爪痕を残してしまうよ。

トラウマによる変化

まず、家族や親友、恋人など、身近な人に対する変化。これまで持っていた愛情や優しさを感じられない、といったことが出てくるよ。
他人を信じられない、他人に心を許すことができない、というような症状だね。

 

・恋愛が続かなくなった
・三角関係になるような、複数人との恋愛を始めるようになった
・会話が続かなくなった
・喧嘩が多くなった
・子供に激しい怒りを覚えるようになった

こんなサインがあったら、トラウマが心に影響を与えているかも。要注意だよ。
そのほかにも、こんなこともあるみたい。

 

・突然スイッチが入ったように怒り出す、すぐ泣き出す
・感情がコントロールできない、不安定で揺らぎやすくなった
・嫉妬心が強まった

うんうん。感情の強い変化も、トラウマの影響のサイン。
自覚していなくても、気づかないうちに傷を受けていることもあるよ。
周囲から見て性格に大きな変化があったら、傷を抱えているサインかもしれないよ。

 

・トラウマに関連する現実、状況を直視できない
・能力や素質があるのに、当然あげられるはずの成果を上げられない
・逆境・障害、敗北・損失への対処ができなくなった
・自身が持てない、意欲がわかない

こういったことも、心の傷が影響しているかもしれないよ。
精神面での変化に、よくよく気を付けてみてみよう。

トラウマを抱えてしまったら。。。

心の傷には、どう対処していったらいいだろう? いくつか紹介するね!

まずは深呼吸!

ゆっくりと深い呼吸は、リラグゼーション効果を高めるよ。
落ち着ける場所でトライしよう!
トラウマを解消するために、苦手な状況や、それに似ている状況でやってみよう。
外出が怖い場合は、出かける準備をして、玄関を出るところで、外出をイメージをしてやってみるのがいいね!
そうだね! 徐々にイメージをすすめていくよ。
外出をイメージして深呼吸。大丈夫だったら、次は駅まで歩くイメージで深呼吸、といった感じだね。
途中で苦しくなったら、無理せず止めて、また深呼吸をしてみてから再度トライしてみてね。

原因になったできごとを全て吐き出す

これはとても大事なこと。「暴露療法」という心理療法もあるんだ。
苦しかったこと、辛いことって、吐き出すとラクになるよね!
そういうこと! 信頼できる人に話を聞いてもらったり、ノートに書き出してみたり。。。
何度も繰り返していくうち、だんだんと苦しい感情にも慣れていくから、少しずつ乗り越える準備をしていこう!

客観的に見てみる

トラウマが忘れられないのは、辛い体験を再体験しているから。主観的な再体験のように思い出していることが多いよ。
記憶って、映画を見ているように、客観的に思い出すこともあるよね。
そうそう。もし思い出してしまいそうなときは、客観的な視点に切り替えるよう意識してみよう。
トラウマとなっていることも、客観的に見れれば、今なら違う対応ができるかもしれないね。
そう。イメージの中でのあなたの顔をよく見てみて、どう話しかけるか、どう声をかけるか、というのもイメージしてみよう!
当時の自分に「大丈夫」「次はできる」などポジティブな言葉をかけてあげられたらいいね!
少しずつ「過去のこと」「私のせいじゃない」と思い切れるようになっていこう!