言い過ぎを制御できない、自傷行為 … パーソナリティ障害とは?

今回からはパーソナリティ障害についてお話ししていくよ!

 

パーソナリティってそもそも何だろう?

「パーソナリティ」は、直訳すると「個性」「人柄」などの意味があるよね。
性格や人格って、持って生まれた体質・性質もあるけど、周囲の環境や出来事によっても変化するよね。
そう。成長とともに形成された性格・考え方などのパーソナリティが、一般と大きくかけ離れている場合、パーソナリティ障害が疑われることがあるよ。
具体的にどんな症状があるのかな? 見ていこう!

パーソナリティ障害とは

おもに、極端な考え方や、衝動的な行動などが見られるよ。
物事の認識や、物事への反応などが、一般的な人と大きくかけ離れていることもあるみたいだね。
そうなんだ。たとえば過剰な被害妄想、感情をコントロールできない、過剰に演技的、などといった症状だね。
他の人と大きく違うから、周囲からは理解してもらえないことも多いみたい。
そう。攻撃的だったり、他人を自分から遠ざけてしまったりなど、社会的能力に問題があることも多いよ。
うつや摂食障害など、他の精神疾患にもつながりがありそうだね。

パーソナリティ障害の特徴

特徴として、認知や、感情、衝動抑制、対人関係など、幅広い領域に障害が出ているよ。
考え方が独特で融通が効きにくいようだと、適切に対処できなかったり、家族・職場など、いろいろな場面で問題が出てきそうだ。
そうなんだ。ほかにも特徴として、アルコールや性的な依存、自己破壊などの問題も抱えやすいよ。
ストレスを感じることが多いから、精神的に疲れやすそうだね。
そうだね。そして、本人は自分の性格の問題だとは思っていないことがほとんどなんだ。
自分から通院したり、助言を求めたりということがないみたいだね。
そう。衝動性などで他人へ迷惑をかけてしまうことで、周囲の人が医療機関の受診をすすめることが多いよ。

 

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