ブログ リス太のコミュニケーション講座

相手を怒らせてしまう! 気を付けたい禁止ワード

こんな言葉、使っちゃってない!?
気をつけるだけで対人関係が円滑になるヒトコト!


 

知らないうちにイライラさせちゃってませんか!?

前回の復習

前回は、「そう」「Yes」などの肯定的な言葉を引き出すことが大事、というお話をしたよね。
うん! 相手の言葉を復唱するといいんだったね!
そうそう。相手の話をよく聞いていれば、相手は怒りの原因を話してくれる。その原因を復唱するよ。簡単に言うと「遅い」と怒られたら「遅くなってしまい申し訳ありません」といった具合だね。
今回は、逆に相手への印象を悪くしてしまう、注意したい言葉についてお話しするよ。

イライラワードその1 「無理」「不可能」

まずは「無理です」という言葉。相手をイラつかせてしまうことの多い言葉だよ。
もし頼み事をしたとき「難しいです」って言われたらどう思う?
否定されるのはイラっとするし、それに「やる気がないんだなぁ」って思っちゃう。
そう。やっぱり印象が悪いよね?
確かに。。。
じゃあ、依頼を断る時ってどうしたらいいんだろう?
ここで使えるのがクッション言葉!
「恐れ入りますが」とか「申し訳ございませんが」などが”クッション言葉”と呼ばれていて、断る言葉の前にこのクッション言葉を使うことで断り言葉がぐっと柔らかい印象になるよ!
なるほど! これなら自然に聞こえるし、検討してくれたんだなって思える!
でしょ? そして断る旨は「~は難しいです」「~は致しかねます」などと言い換えよう。
無理、とか、できない、って全否定だもんね。言い換えられるように気をつけるよ!

否定されるとモヤっとする!

二人のやり取りからわかるように、「無理」「不可能」「できない」という言葉は、相手の提案・依頼を否定することになります。これらの言葉で否定されると、ちょっとモヤっとしますよね。
それでも、時間が足りなくて手伝えない、自分のレベルでは厳しい、といったことを伝えなくてはいけない場合も多々あると思います。
そんなときは、リス太くんが言っているようにクッション言葉を使うのがベスト。断る言葉の前に「大変申し上げにくいのですが」「すみませんが」などやわらげる印象の言葉をつけて印象アップ!

クッション言葉には、
「せっかくですが」
「申し訳ございませんが」
「心苦しいのですが」
などがあります。また、依頼するときは「お忙しいところすみません」、質問するときは「差し支えなければ」など、断るとき以外にもクッション言葉は使えます。
くれぐれもいきなり「時間がないです」「難しいです」「厳しいです」と断るのはNGです!

 

イライラワードその2 責任転嫁

面接とかで「書類を作らされたんですが」って言われたら、どう思う?
イヤイヤやってたんだぁ・・・って嫌な気持ちになっちゃう!
そうだよね。この言葉も、気を付けなきゃいけないマイナス表現。「させられていた」などの言葉は、責任転嫁しているように感じてしまうから非常に印象がよくないんだ・・・。
こちらはどうやって言い換えたらいいかな?
「書類を作っていました」と言い換えれば良いよ! やらされた、っていう言い方よりも、能動的にやったと伝えることで「責任感がある!」って思ってもらえるよ!
頼れる人、という印象に変わったね!
面接とかでは厳禁なワード「やらされていた」。仕事ってなにかを頼まれてそれを請け負うことで発生するけど、この言い方はよくないよね。「自分の意思でやっていた。自信がある」と言い換えよう!
会議とかでも言っちゃわないように気をつけなきゃ!

責任感を感じさせる言い方って?

面接だけでなく、日報などの報告のときも要注意。「今日は来客対応をやらされていました」なんて印象が悪いですよね。「来客対応を行いました」と能動的にやっていたことを伝えましょう。
「●●さんにやるように言われて」というのもグレーですね。「●●さんに教えていただき」と言い換えられるとベスト!
今ここで言われてもいきなり言い換えるのはむずかしいかもしれません。日々の仕事、作業の中で、「今日は●●した」と心のなかで唱えるようにしてみるだけでも変わっていきますよ!

 

イライラワードその3 「たぶん」「と思います」

順調かきかれたとき「たぶん順調だと思います」って答える人と、「順調です」って答える人、どっちが印象がいい?
絶対「順調です」って言う人のほうが印象がいいよね! 「たぶん」って言われちゃうと頼りない感じがする・・・
そう。日常的に使っちゃいがちな「たぶん」「~と思います」。これも相手をイラつかせてしまうことがあるよ。
仕事では気を付けなきゃいけないなぁ。
そうだね。「~しようと思います」「~できると思います」とかも、この人に任せて良いのかとなんだか不安になっちゃうよ。
確かにそうだね。。。でも、曖昧な状況を伝えなきゃいけないときもあるよね。。。
「たぶん」を「おそらく」にするだけでもいい印象になるよ!
「おそらく大丈夫です」か・・・たしかにちょっと大人っぽい!
「~だと考えています」とかもいいね。
「順調だと考えています」・・・こっちもかっこいい!!!
そうそう! あとは単に「たぶん」とか「思います」をはずすだけでも印象が変わるんだ!
たぶん間に合うと思います、じゃなくて、「○時までに提出します」といった感じかな? 言い切る表現にすると、責任感が伝わるね!
そう! 怒られやすいということは、自信のなさ・信頼感のなさが原因のことも多いんだ。
教えてもらったマイナス表現を使わないよう意識して、相手を怒らせにくい人になりたいね!

この言い換えをマスターするだけで「モヤっと」が減る

提出期限を聞かれたとき、「たぶん今日で出来ると思います」という人と、「定時までに仕上げます」という人、やはり後者のほうが責任感を感じます。自分の仕事の状況をしっかり把握しているから言い切れるということ、つまり責任をもってやっているということ。期限や密度を他人にまかせていると、「できます」とは言い切れませんよね。
「言い切っちゃっても、できるか不安だ・・・」という人も、「たぶん~と思います」をはずして、「●までにやります」と言い切る練習をしていきましょう! 言い切ることで、仕事の期限や内容を自主的に意識するようになります。これが責任感、自主性というものですが、これらは就職して誰かから教えてもらえるというわけでもありませんので難しいですよね。「勉強します」と思えたら大正解です!
また、期限や内容について不安があるときは「たぶん~と思います」と自己判断してしまうのではなく、「~になると思われますが、どうでしょうか」と相談できるとベストです!

 

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