自己分析講座「禁止令」

新聞読解「作家外注の『ドラゴン桜』」

以下、記事の要約です。

東大合格のノウハウを詰め込んだ「ドラゴン桜」の作者、三田紀房氏は斬新な手法で、マンガ界の”働き方改革”に挑んでいる。
週刊連載2本を抱える人気マンガ家だが、アシスタントは週休3日、勤務時間は午前9時半~午後6時。残業もほぼない。
膨大な作業をこなすカギは、マンガ界で初という「作家の完全外注」だ。
まず、三田氏が人物や背景、セリフの大まかな下書きを描き、委託先の作画会社に送り、これをもとに、社員が背景や人物を描く。
戻ってきたイラストに三田が手を加え、最終的な線を入れるのは作画会社。
三田氏は「ものづくり企業では製造工程の一貫生産方式が当たり前。これをマンガに取り入れた」と説明する。

この記事に対する利用者さんの意見・感想

  • 外注を積極的に取り入れることで効率的になるのではないか。
  • 著作権の問題はどうなっているのか気になるところ。
  • 時代や状況にあわせて変わっていくものだと感じた。
  • アシスタントを目指している人にはチャンスだと思う。

マンガ業界にも働き方改革の波が押し寄せているのは、驚きですね!
クリエイティブな仕事にも、変化が求められているかもしれませんね。

自己分析講座

高田馬場にある就労移行支援事業所のリスタートでは、金曜午後は2グループに分かれて自己分析講座をやっています。

前回、前々回と、両親の嫌いな部分、両親にされてイヤだった出来事・・・と、親に目を向けてきました。

これは、今の自分の考え方のうち大きな部分が両親との関係によって作られていると考えられるからです。

禁止令

禁止令、という言葉があります。

これは、言葉の通り、「〇〇するな」「〇〇してはいけない」といった物事を禁止、制限する命令のことです。

人の行動は、この禁止令によって大きく左右されていることがあります。

例えば、「近寄ってはいけない、甘えてはいけない」というような禁止令を持つ人は、人と距離を縮めることが苦手で、人間関係で苦労してしまいます。

これらの禁止令の多くは、幼いころ、両親とのやりとりの中で生まれます。

例えば、まだ小さいころに母親に話しかけるも、疲れていた母親から冷たく突き放され、ショックを受けるという体験。

こうした体験の積み重ねが、禁止令を作ってしまうのです。

さて、この禁止令というのは、誰が誰に対して出しているものでしょうか?

ここまでの説明を踏まえると、親から子に出された命令であるように思えるかもしれませんが、実は違います。

禁止令は、自分から自分に対して出されたもの。すなわち、自分で作ってしまった制限なのです。

「近寄ってはいけない」という禁止令は、親に直接「近寄るな」と言われてできたものではありません。

例えば、気になることがあって聞きに行ったら、疲れて余裕がなかった母に「知らない」と冷たく言われてしまったという先ほどの例。

このとき、子供は「自分が近寄ると相手は嫌な思いをするんだ」「嫌われないためにはできるだけ近づかないようにしよう」という、自分なりに考えた「ルール」を自分に対して課してしまいます。

これが、大人になってもそのまま残り、コミュニケーションの困難さとして表出してしまうのです。

では、この禁止令の呪縛から解き放たれるにはどうすればよいのでしょうか。

例えきっかけは親だったとしても、親から距離を放せば解決する、というわけではありません。

自分で自分に出している命令なのですから、変えることができるのもまた、自分だけなのです。

まずは、自分がどんな禁止令を持っているのかを自覚することが重要です。

自分の禁止令を知ることができれば、自分の考えや選択に疑問を挟むことができるようになります。

そうして、「ほかの考え方」「ほかの選択肢」の存在に気づいていくことが重要です。

 

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