認知行動療法講座「自動思考をチェックする(実践編)」/ 就活対策 実践編「来客応対~応接室への案内~」
目次
新聞読解「セブンペイ、『普及優先』に隙」
以下、記事の要約です。
スマートフォン決済サービス「セブンペイ」は、不正利用事件をきっかけにシステムのもろさが次々と露呈した。
使いやすさを重視した仕組みがセキュリティーの隙を生んだとみられている。セブンペイは決済サービスとしては後発だ。
専門家らは普及を急いだ結果、安全性のチェックがおろそかになったと指摘する。
この記事に対する利用者さんの意見・感想
- 安全性と手軽さのバランスを考えるのは難しいと思う。
- 二段階認証をしていなかったのはセキュリティが甘かったのではと感じた。
- 他のIDを使えるのは便利だが、外部IDに頼ってばかりでは危ないなと思った。
- 利用する側もセキュリティ面に気を付けていくべきだなと感じる。
決済のサービスは便利ですが、一歩間違えると損害が大きいので企業側・利用者側ともに気を付けて運用することが求められますね。
認知行動療法講座
就労移行支援事業所リスタートでは、「ものの受け取り方(認知)」を変えることで「感情」やそれによる影響を抑える「認知行動療法」についての講座を毎週やっています。
前回の認知行動療法講座では、自動思考の見直しのために関係する「認知の歪み」について説明しました。
今回は、認知の歪みを使って、実際に自動思考の見直しをしてみます。
次の例題に含まれる、認知の歪みを探してみましょう。
例題:送ったメールの返事が来ない
Aさんは、友人にメールを送ったのですが、その返事が中々来ないことに悩んでいます。
メールに返事がないことを考えるAさんには、次の2つの自動思考が浮かびました。
①私のメールが気に障ってしまったんだろう。
②私は友人に嫌われている。どうして自分はいつも人とうまく付き合うことができないんだろう。
これらの自動思考には、いくつかの認知の歪みが含まれているので、探してみましょう。
①私のメールが気に障ってしまったんだろう
この自動思考には、「自己関連付け」が含まれていると考えられます。
Aさんが送ったメールが相手の気に障り、返信するのをやめてしまった、という可能性は、確かにゼロではないかもしれません。
しかし、それはあくまで可能性であり、「忙しくて携帯を見ていない」「寝てしまっている」「マナーモードにしていて見ていない」など、他にも様々な可能性が考えられます。
それであるにも関わらず、「自分のせいだ」と考えているのは、自己関連付けに他なりません。
②私は友人に嫌われている。どうして自分はいつも人とうまく付き合うことができないんだろう。
この自動思考には、複数の認知の歪みが含まれているようです。
まず1つ目は「極端な一般化」です。
「いつも人とうまく付き合うことができない」と考えているようですが、「今回の失敗」は他のタイミングで上手くいかないことの根拠にはなり得ません。
人づきあいがうまくいったことがあってもそれが見えていないという意味では、「心のフィルター」がかかっていることも考えられます。
そしてもう1つ、「結論の飛躍」も含まれているようです。
この考えで前提としている「友人に嫌われている」ということには、明確な根拠がありません。
友人が何を考え、Aさんにどのような感情を抱いているのかは友人にしかわからないことであり、少なくともメールの返事が来ないことからわかるようなことではありません。
それにも関わらず、「嫌われているんだ」と考えてしまっているのは相手の心を読みすぎた結果と言えるでしょう。
就活対策 実践編「来客応対~応接室への案内~」
リスタートの就活対策講座は、ビジネスマナーについてただ講義を聞く形式ではなく、利用者さん自らで調べ、資料にするという形式で進めています。
ただ講義を聞くだけよりも記憶に残りやすいだけでなく、「情報を収集する力」や「他人に伝える力」を磨くことができます。
今日のテーマは、「来客応対~応接室への案内~」についてです!
また、現在は自分達がまとめた内容を身に着けるために実践をしています。
実践をして、より自分のものにしていきましょう!
まとめ
今回は、このような内容について資料にまとめていただきました!
- お客様の斜め前2~3歩先を歩いて案内する。
- 案内する場所を先に伝える「それでは、○○へご案内致します」
- 応接室では、上座に案内する。
- 退出する際は、「まもなく○○が参りますので。少々お待ちください」とお辞儀をして、「失礼します」と言って退出する。
今週のテーマは、「来客応対」の応接室へのご案内についてです。
資料にまとめて頂いたあと、実際に応接室へのご案内まで利用者さんに実践してもらいました。
一般的な来客応対は前回から行っているので、皆さん流れが出来てきています。
応接室へのご案内をする時の注意点として、まず「応接室へご案内致します」と案内先を告げることが大事です。
そして、2・3歩斜め前を歩いて移動します。応接室に入る時は3回ノックをして入室。
上座にお客様をご案内するといった流れです。
対応としては慣れてきましたが、セリフを忘れてしまったり緊張してしまう場面もありますので、ロールプレイを繰り返して理解を深めていきましょう。
「少々お待ち頂けますでしょうか」「○○にご案内致します」「こちらにおかけください」など、どの場面でも使えるフレーズを覚えて、対応できるようにするのがポイントです。