就活SST「外的コントロールと内的コントロール」
新聞読解「団塊ジュニアの『節約』攻略」
以下、記事の要約です。
45~48歳の団塊ジュニア世代の消費が伸びない。現在の50代後半が40代後半だった時と比べると、月の消費支出額は1割弱少なくなっている。
バブル崩壊後の就職氷河期を経験し、今でも高額消費を避ける傾向が強いようだ。
ただ、生産年齢人口の1割を占めるこの世代の需要を掘り起こす余地は大きいとみて、小売業界は関連サービスを競い合っている。
この記事に対する利用者さんの意見・感想
- 少し高くても買ってもいいと言えるような精神が必要なのではないか。
- 消費量の差は世代の差とは関係ないようにも思える。
- 地域の差も関わっているのではないかと思う。
- 一部の世代が消費量が高くなるのはブームなどの影響もあると感じた。
世代によって購買意欲に差が出てくるのは面白いですね。
就活SST
『ふ』『ぶ』『ぷ』で始まるおみやげでもらって嬉しいものは?
高田馬場にある就労移行支援事業所、リスタートでは、水曜日に就活SSTをやっています!
今日もいつも通り、アイスブレイクの「朝までそれ正解」で始まりました。
「フィンランド製のタオル」「プレゼント」「ふんどし」「ブランデー」など様々なものが出てきましたが、
最終的に残ったのは・・・
Bグループ「布団」
Cグループ「船」
Bグループは布団です。確かに、高級な布団を自分で買うのは尻込みしても、プレゼントされたらすごく嬉しいのではないでしょうか!
Cグループは船!船なんてプレゼントしてもらえたら間違いなく嬉しいですね!でも、使い道に困ることもあるかも・・・?
外的コントロールと内的コントロール
今日からは、選択理論という考え方を元にして、コミュニケーションについて考えていきたいと思います。
「電話が鳴ったから受話器を取った」
「赤信号だから止まった」
「雨だから落ち込んだ」
これらの考え方は、自然で、間違いのないものでしょうか?
「相手が失敗したから怒鳴りつけた」
「相手が結果を出せなかったので責めた」
これらの考え方はどうでしょうか。
このような「人間の行動は、外的からの刺激に反応することで起こる」という考え方を外的コントロールと呼びます。
人の行動を外からコントロールできるということは、「自分が他者の行動を変えることができる」という考えや、逆に「自分の行動は他者によって引き起こされたものである」という考えも含んだ考え方です。
一方で、「私たちの行動は内側から動機づけられている」という、内的コントロールと呼ばれる考え方があります。
この考え方に基づくと、どのような状態であっても、行動を選ぶのは自分自身である、ということになります。
つまり、電話が鳴り、「出る必要がある」と思ったから出たのであり。赤信号を見て、「危ないからわたるのはやめよう」と思ったから止まったのであり、雨が降って「今日は出かけられないな」などと思ったから落ち込んだ、ということです。
同じように、相手が失敗したから、結果を出せなかったからではなく、「怒鳴る」のが「責める」のが最も効果的だと考えたからそれを選び、行動したということになります。
さて、あなたは電話が鳴った時、必ず出ますでしょうか。
あるいは、赤信号であれば、あらゆる人が道を渡らず、止まるでしょうか。
はたまた、雨が降って、喜ぶ人はいないのでしょうか。
番号を見て、非通知だったので出るのをやめた、なんて経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか。
赤信号だったけど、車通りがなかったので渡ったということや、雨が降ったことで、行きたくなかった予定がなくなって嬉しかったなんてこともあるかもしれません。
このように、同じ刺激を受けたとしても、それをどう受け止めて、どう行動するかを選ぶのは、刺激を受けた側なのです。
実は、外的コントロールに基づく言葉は、相手に不快感を与えてしまうことが多くあります。
例えば、「うるさい!」と怒鳴られると、イヤな思いをするのではないかと思います。
これは、相手を静かにさせようとする意思から生まれる言葉で、言い換えれば「相手を変えようと」する、外的コントロールに基づく言葉なのです。