就活SST「職場での問題に対処する」/ワークショップ「コンビニの売上を2倍にする方法を考えよ」
目次
新聞読解「メルカリの台頭 ブックオフ潤す」
以下、記事の要約です。
業績が低迷してきたブックオフグループホールディングスが復調している。背景にあるのは宿敵でもあるフリーマーケットアプリ大手、メルカリからの思わぬ恩恵。
中古品市場が押し広げられる一方、商品発送など個人間取引の手間を嫌ってリアル店舗に回帰する消費者が増えている。
ブックオフは店舗網の拡大などの反転攻勢に動くが、復調が一過性に終わるリスクとも背中合わせだ。
この記事に対する利用者さんの意見・感想
- 実店舗の方が包装などが省けるので楽という側面もある。
- メルカリも集配ボックスを設置するなどの解決策を練っている。
- ブックオフもメルカリも一長一短だと思う。
- 中古品は増税の影響で需要が上がっている。
古本チェーン店の良さ・ネットでの個人売買、それぞれ良さが違います。
お互いの良さを考えて、それぞれが共存していけるようにしていければいいですね!
就活SST
『そ』『ぞ』で始まるいらないのに捨てられないものは?
高田馬場にある就労移行支援事業所、リスタートの月曜3コマ目はAグループの就活SST!
今日もいつも通り、アイスブレイクの「朝までそれ正解」で始まりました。
Aグループ「卒業旅行で買ったお土産」/「忖度」/「疎遠になった友人のメールアドレス」
今回、Aグループではこれらのものが回答として出ました。
メールアドレスや連絡先はどんどん溜まっていきますが、疎遠になってしまった方のものはどのように扱えばいいか悩みますよね!
職場での問題に対処する
高田馬場にある就労移行支援事業所、リスタートでは、月曜日に就活SSTというプログラムをやっています。
ビジネスの様々な場面について、対処の仕方を考えていきます。
シーン①
状況
あなたは他部署の同僚Aさんから、「最近後輩の仕事にミスが目立つので注意したいのだが、どのようにすればよいか」と相談された。
Aさんは後輩を注意したことがないのだという。このような場合、どのようなことを言えば良いか。三つ答えよ。
解説
ミスの指摘の仕方についてです。
大切なことは、「ミスを繰り返さないようにする」ということです。
流れは以下3点です。
①どこが間違っているか伝える
②どうすれば正しくなるか伝える
③ミスをした原因を一緒に考える
この中で、「ミスを繰り返さないようにする」という観点から考えると、
③の「ミスをした原因を一緒に考える」がとても大事です。
なぜ、ミスをしたのか理解していないと、必ず同じミスをしてしまいます。
例えば、入力でミスをした原因が確認をしなかったことなら、次から確認をするという行動を加える必要があります。
シーン②
状況
販売課のあなたが取引先を訪問すると、担当者から購買部長が昨夜急逝したと聞かされた。この場合、あなたはどのように対処したらよいか。
①取引先担当者に確認することを二つ、②上司に報告後、相談の上で行うことを三つ答えよ。
解説
取引先の部長が急逝されたということで、葬儀や通夜について以下の点を確認することがまず必要になってきます。
①日時・場所
②葬儀の形式
また、上司と相談の上、以下のことを行っていきましょう。
①香典・弔電・供花の準備、手配
②通夜・葬儀への参列
③葬儀への関係者への連絡・調整
ポイントとして、「上司に相談をする」ということを忘れないようにしましょう。
デリケートな問題ほど、相談が大事になってきます。
シーン③
状況
あなたが所属する仕入部には、取引先の出入りや新規商品の売り込みが多い。
そこであなたは新人のAさんに、業者に対応する時の注意について教えることにした。このような場合、どのようなことを言えば良いか。三つ答えよ。
解説
自分が仕入先担当者で、相手が業者という場面では、低姿勢で対応されます。
しかし、あくまで社会で仕事をする上では対等だという意識が大切です。
そういった意識の中で具体的には下記のようなことに注意しましょう。
・横柄な態度を取らない
・会食に誘われたり、プレゼントをもらったら上司に報告するなどして、公私混同しない
・断る時はハッキリ断る
対等に立った上で、礼儀正しく接していきましょう。
ワークショップ「コンビニの売上を2倍にする方法を考えよ」
高田馬場にある就労移行支援事業所のリスタートでは、月曜日の4コマ目にワークショップを行っています。
ワークショップでは、お題に対する柔軟な発想と、グループ分けされた際の「自分の意見を言う」ことと「他人の意見を聞く」スキルを磨く事を重点においています。
また、司会者は色々な意見を取りまとめるスキルを磨くことができ、発表者は取りまとめた意見を発表する事でプレゼン能力を鍛える事ができます。
今日のテーマは、「コンビニの売上を2倍にする方法を考えよ」です。
利用者さんの回答
Aグループ:営業時間を分ける
住宅街のコンビニを想定し話し合いを行いました。
Aグループでは、近隣店舗と連携し、営業時間を昼担当店舗、夜担当店舗と分ける方法を提案。
営業時間短縮により、労働者の賃金や商品価格に反映させることができます。
デメリットとして、遠くなる店舗がある場合もあるのですが、住宅街には他店舗もあるので、代替で他店舗を利用できるのではと考えています。
Bグループ:ポイントカードを導入、リピーターを増やす
こちらも住宅街のコンビニを想定。
リピーターを増やすことを目的にし、スタンプカードの導入を提案。
商品購入だけではなくゴミの分別などでもポイントがたまるカードで、ポイントをためると景品がもらえます。
デメリットとしては景品の品代がかかりますが、スタンプの個数を増やすなどで対応可能です。
スタッフのコメント
今回は新たな役割に挑戦する利用者さんが印象的でした。
司会・進行、書記、発表、タイムキーパー、どれも就職後に役立つスキルですので、回数をこなして身に着けていきましょう。
また、今回は意見の幅が広く、まとめが難航していたようです。
まとめ方にも慣れという部分はありますが、他の司会者の回し方を参考にするなど、まとめの過程でも積極的に発言できるとよいですね。