就活SST「職場での問題に対処する」/ワークショップ「オリンピックに4つめのメダルがあるとしたら何色か」

新聞読解「鉄道の街づくりの今」

以下、記事の要約です。

東京は鉄道が作った街である。車社会が到来する前の1920年代から私鉄各社が沿線の住宅開発を競って鉄道網が発達、
都心のターミナル駅周辺が繁華街としてにぎわうようになった。
大手不動産が主体となる都市再開発が多い今、品川地区ではかつてのような鉄道会社による街づくりが進んでいる。
2020年春に暫定開業するJR高輪ゲートウェイ駅。24年に全面オープンすると、2万人が住む新しい街になる。これだけの規模も街づくりはJR東日本にとって初めて。
ノウハウを蓄積しようと単独で事業主体になった。担当者は、「駅と街を一体でつくり上げるチャレンジになる」と語る。

この記事に対する利用者さんの意見・感想

  • 鉄道が街づくりの拠点となっている。
  • 再開発に10年以上かかるのに驚いた。
  • 大規模な開発が進むと、個人商店や自然がなくなってしまうのではないか。
  • 東京では駅中心となっている。

東京などの都心は電車が栄えているので、駅中心の街づくりになっていますよね!
駅周辺が開発されていくのはいいことですが、時間や費用についても考慮してほしいところです。

就活SST

『せ』『ぜ』で始まる大きいものは?

高田馬場にある就労移行支援事業所、リスタートの月曜3コマ目はAグループの就活SST!
今日もいつも通り、アイスブレイクの「朝までそれ正解」で始まりました。

Aグループ「星座」/「世界」/「選択」

今回、Aグループではこれらのものが回答として出ました。
「星座」や「世界」など、物理的に広大なものが挙げられる一方で、「選択」といった考え方や行動も含むのは面白いところですね!

職場での問題に対処する

高田馬場にある就労移行支援事業所、リスタートでは、月曜日に就活SSTというプログラムをやっています。

ビジネスの様々な場面について、対処の仕方を考えていきます。

シーン①

状況
住宅販売会社営業課のあなたは、インターネットのホームページにある新シリーズ住宅のパンフレット送付申込フォームにアンケート欄を設けることにした。
その内容を販売に役立てるためである。そのアンケートには、どのような質問事項を設ければ良いか。ただし、氏名、住所、連絡先等は除く。三つ答えよ。

解説
パンフレットの申し込みがあった際、アンケートに必要な項目についてです。

以下2点がポイントとなります。
①広告の効果測定
②販売に今後どうつなげるか

どの広告を見て、パンフレットの申し込みをしたのか(HPを見たのか、チラシを見たのか等)をアンケートで聞くことにより、今後の広告戦略につながります。

また、販売にどうつなげていけるかも大事です。家族構成や希望地域、購入予定の有無など次につなげていけるようなことです。

シーン②

状況
あなたは後輩のBさんから、「会議で、前に発言した人の意見とは反対の意見を言う場合、どのようなことに注意したら良いか」と尋ねられた。
このような場合、どのようなことを助言したら良いか。三つ答えよ。

解説
会議などで反対意見を言う時に大切なことは、感情の対立にならないようにすることです。

前提として、一つの意見があれば反対の意見もあることは当然のことです。

そのために、下記のことを気をつけましょう。
・相手を攻撃するようなことは言わない
・相手の意見を尊重する
・断定的な言い方をしない

シーン③

状況
図書館勤務のあなたが雨の日に外出から戻り、図書館利用者の傘立てに目をやったところ、傘の先端が傘立ての外に出て雨水が垂れていたり、
傘立て内で傘が半開きになっていたりした。受付にいる二人の後輩職員にはそれが良く見えるはずだが、整理することに気が回らないらしい。
先輩として指導するとしたら、どのようなことを言えば良いか。三つ答えよ。

解説
まず、仕事は日常業務以外にも行うことがあるということが前提となります。

図書館勤務であれば、本を貸し出すこと以外にも整理整頓や電話対応も仕事の一つです。

傘立てを整えることは環境の整備・整理整頓に当たるので当然仕事の範疇です。

また、図書館というのは公共の施設なので整然にしておく必要があります。

「自分の仕事はこれだけ」と決めつけずに、当事者意識を持って進んで色々な仕事に取り組む姿勢を持ちましょう。

ワークショップ「オリンピックの4つ目のメダルは何色か」


高田馬場にある就労移行支援事業所のリスタートでは、月曜日の4コマ目にワークショップを行っています。

ワークショップでは、お題に対する柔軟な発想と、グループ分けされた際の「自分の意見を言う」ことと「他人の意見を聞く」スキルを磨く事を重点においています。

また、司会者は色々な意見を取りまとめるスキルを磨くことができ、発表者は取りまとめた意見を発表する事でプレゼン能力を鍛える事ができます。

今日のテーマは、「オリンピックの4つ目のメダルは何色か」です。

利用者さんの回答

Aグループ:緑

オリンピックは世界中の人が競技をし、また世界中の人が観戦をします。

世界平和は課題となっており、また自然保護も世界各国で課題となっています。

緑、という自然の象徴である色をオリンピックで胸から下げる、ということは、世界平和のアピールになると考えました。

ただデメリットとして、他のメダルに比べお金での換算が難しいのでは、という点が挙げられました。

Bグループ:緑

遠くから見ても目立つ色であり、目に優しい色であるので緑を選択しました。

各競技で一番活躍した選手、一番感動を与えてくれた選手を、全観戦者からの投票でMVPとして選出し、このメダルを贈ります。

懸念点として、投票制のため不正が懸念される、という問題があげられました。

デジタルの利用で不正を防止することは考えられますが、これも投票制のため評価のポイントがわかれてしまう、というのも懸念点でした。

スタッフのコメント

各自、新しい役割に挑戦しつつディスカッションにも参加しています。

ディスカッションでは、他の人の意見にきちんと耳を傾け、その意見をどう思うのか、賛成か反対か、いいところはあるか、などを考えながら聞く、ということが必要になってきます。

初めのうちは難しいかもしれませんが、メモをとりつつ練習していきましょう。

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