認知行動療法講座「5つのコラムの練習②」/ 就活対策 実践編「電話の取り次ぎ方」

新聞読解「小学校英会話 オンラインで」

以下、記事の要約です。

2020年度から英語が小学校の正式教科になるのを見据え、教育大手が学校へのオンライン英会話の売り込みを強めている。
小学校教員は英語指導に不慣れで、ノウハウを持つ民間事業者に頼らざるを得ない。
全国に約2万ある小学校を標的に、学研ホールディングスやベネッセホールディングスだけでなく、NTT西日本なども受注競争を繰り広げる。

この記事に対する利用者さんの意見・感想

  • 教育は公平・公正であるべきなので、市場の争いに晒されることについて不安を感じた。
  • オンラインゲームで海外の人とコミュニケーションがとるため、小学生向けの英語教育を自分も受けてみたい。
  • 経費をうまくおさえている点はいいなと思う。
  • オンラインでひとりひとりに合った教育をしていくのは良いことだと感じる。

オンラインで英語を学べるなら、先生の負担を考えても良いアイディアですね!
学校によって取り入れ方に差が出てくることも予想されます。

認知行動療法講座

就労移行支援事業所リスタートでは、「ものの受け取り方(認知)」を変えることで「感情」やそれによる影響を抑える「認知行動療法」についての講座を毎週やっています。

今回も、前回に引き続き、サンプルを用いて第4、第5のコラムの練習をしました。

下記の自動思考に対する、「根拠」と「反証」を見つけてみましょう。

サンプル問題

状況
同僚と共に任されたプロジェクトにミスがあり、上司に指摘されてしまった。その翌日、同僚が飲みに誘われているのを見たが、自分は誘われていない。

自動思考
1)私はまたミスをしてしまった。どうして私は何をやってもだめなんだろう。
2)同僚は上司に飲みに誘われたのに自分は誘われていない。自分は上司に嫌われてしまったのだ。
3)同僚もミスをしていたが、大したものではなかった。しかし、自分は重大なミスを犯してしまった。自分は役に立たない人間なんだ。

1)に含まれる自動思考:極端な一般化、心のフィルター
2)に含まれる自動思考:結論の飛躍(心の読みすぎ)
3)に含まれる自動思考:白黒思考、過大評価・過小評価、レッテル貼り

第4のコラム「根拠」

1)の自動思考では、「また」ミスをしてしまったと考えています。

「何をやってもだめ」という考えにもつながるような、以前にあったミスが根拠となりそうです。

2)の自動思考は、同僚が飲みに誘われ、自分が誘われていないということがそのまま根拠となります。

3)の自動思考については、同僚のミスは大したものではなく、自分のミスは重大である、という根拠を探すことになります。ここで、特にミスの内容に違いがあるという証拠が見つけられなければ、思い込みであると言えそうですね。

第5のコラム「反証」

1)の自動思考には、極端な一般化と心のフィルターが含まれています。

これによって、以前のミスと今回のミスを関連付け、いつも上手くいっていないと考えてしまっているわけですね。

これらの認知の歪みに対抗するためには、例外となること、上手くいったことを思い返す必要があります。

以前に成功した仕事や、ミスなくできた仕事があれば、それだけで自動思考が悪く捉え過ぎていることがわかりますね。

2)の自動思考では、上司の行動から、「心の読みすぎ」によって気持ちを決めつけてしまっています。

こんなときは、決めつけてしまうのでなく、他の可能性を考えてみましょう。

ミスの指摘は受けても、それ以外に何か言われたというわけでもないのですから、まだ誘っていないだけ、特定のグループでのみの飲み会だった、など、可能性はいくらでもあるはずです。

3)の自動思考については、まず過大評価・過小評価と白黒思考に注目してみます。

どちらの認知の歪みも、客観的に見ることができず、自分のミスを大きく捉えていること原因です。

そこで、「ミスはしてしまったが、進行ペースには問題なく、すぐに修正できるものだったので60点」といったように、点数をつけて数値化してみましょう。

こうすることで、自分のミスを大きく、後輩のミスを小さく捉えていた過大評価・過小評価に気づくことができ、役に立つ、立たないという白黒の考えからも抜け出すことができます。

さらに、役に立たないという「レッテル」によって見え辛くなってしまった、”役に立っている”部分に目を向けることにも繋がります。

就活対策 実践編「電話の取り次ぎ方」

リスタートの就活対策講座は、ビジネスマナーについてただ講義を聞く形式ではなく、利用者さん自らで調べ、資料にするという形式で進めています。

ただ講義を聞くだけよりも記憶に残りやすいだけでなく、「情報を収集する力」や「他人に伝える力」を磨くことができます。

今日のテーマは、「電話の取り次ぎ方」についてです!

また、現在は自分達がまとめた内容を身に着けるために実践をしています。

実践をして、より自分のものにしていきましょう!

まとめ

今回は、このような内容について資料にまとめていただきました!

  • 姿勢をよく、口を大きく開けて話す。
  • 相手を気づかう言葉づかいをする。
  • 言葉は、はっきりていねいに伝える。
  • 電話は簡潔にわかりやすく。

今週のテーマは、「電話の取り次ぎ方」についてです。

電話の取り次ぎは、電話対応の中でも基本的なものです。

今回は、担当者が不在の以下5パターンについて練習しました。
①外出中で席にいない場合
②会議・来客などで席にいない場合
③トイレなどで席にいない場合
④会社を休んでいる場合
⑤他の電話に出ている場合

ポイントとしては、「いつ対応可能になるのか」を相手に理由とともに知らせることとなります。

また、不在の理由を伝えた後は、「折り返しの連絡をさせる必要があるか」「念のため連絡先を聞く」ということも忘れずにしましょう。

担当者に電話があった旨を伝えるためにメモを作るまでが仕事です。

電話を取りながらメモを取るのは大変なことですが、実践をしながら慣れていきましょう。