自己分析講座「メタ認知」
新聞読解「札幌開催 埋まった外堀」
以下、記事の要約です。
2020年東京五輪のマラソン・競歩は札幌で。国際オリンピック委員会(IOC)が唐突に発表した計画に対し、東京都の小池百合子知事が抵抗を続けている。
IOCは「決定済み」と聞く耳を持たず、国や大会組織委員会は既に受入れの姿勢を示している。蚊帳の外に置かれ、外堀を埋められた小池知事の状況は厳しい。
この記事に対する利用者さんの意見・感想
- 暑さで走れなくなるのは本末転倒だと思う。
- 東京の一極集中を防ぐのにも効果があると感じた。
- マラソンを夏にやっていいものかと思った。
- 東京五輪が始まる前からハプニング続きなので、後悔しないように準備しならなければいけないと思う。
真夏の東京を走ることは危険なので良い判断ではあると思いますが、五輪直前こういった話が出てくると不安になりますね。
東京の絶好のアピール場なので、周到な支援や対応が求められます。
自己分析講座
高田馬場にある就労移行支援事業所のリスタートでは、金曜午後は2グループに分かれて自己分析講座をやっています。
今回は、「メタ認知」と呼ばれる、自分を客観視する方法について考えました。
メタ認知
メタ認知とは、「自分が考えていることを、考える」ということです。
「メタ」という言葉には、「高次の」とか、「越える」といった意味があります。
自分が一階にいるときに、その自分を二階のベランダから見ているイメージをするとわかりやすいかもしれません。
もちろん、鏡がなければ実際に自分の目に自分を映すことはできませんが、外から自分を見るようにして冷静に観察するのがメタ認知です。
メタ認知は、感情に振り回されずに「なぜ自分がそう考えているか」を分析するのに役立ちます。
例えば、廊下ですれ違った上司に挨拶されず落ち込んでしまったとき、気分が落ちたままではどうして自分が落ち込んでしまったのかを分析するのは難しいことです。
しかし、メタ認知を使って自分の考えに目を向けると、例えば「上司が意図的に自分を無視した」と考えて落ち込んでいるな、といったように気持ちの変化の理由に目を向けることができるのです。
さらに、気分が落ち込んだり、怒りが沸いてしまったようなときには、その時に浮かんだ考えになぜ?を問いかけてみましょう。
先ほどの例なら、「自分が無能だから上司は無視したに違いない」などという考えがその裏に潜んでいるかもしれません。
そこにまたなぜ?をぶつけると、「無能であることはすごく恥ずかしいことだ」となどと考えているかもしれません。
このように、なぜを繰り返していくことで、だんだんと自分がマイナスの気持ちを浮かべる原因となる大本の考えに近づいていくことができます。
それ以上理由が見つからない考え方に行きついたら、それが自分の持つ、マイナス感情に繋がる考えと言えるでしょう。