不安から自分を解放してあげる処方箋 ~その3 記憶に縛られている?~
気付かないうちに、記憶から抜け出せなくなっている
K君は、「何も言わないから、好きにしていいよ」って言われたらどうする?
自由だなって思うけど、逆に
「何したらいいんだろう」
「やっちゃダメなことってあるのかな?」
って考えちゃうかも。
「何したらいいんだろう」
「やっちゃダメなことってあるのかな?」
って考えちゃうかも。
うんうん。
自由って、反面不自由だな、って思わない?
自由って、反面不自由だな、って思わない?
あっ、たしかに・・・
- ずっと誰かに従って生きてきた。
- 自由にならない状況、不安を感じる。
- 頑張らなきゃ、と自分を追い立てる。
- 自分の欲求は、自分でコントロールするべき。
- 自由がほしい、と思う。
自由がほしい!
っていうけど、実際「自由にして」って言われると困っちゃう人もいるんじゃないかな?
っていうけど、実際「自由にして」って言われると困っちゃう人もいるんじゃないかな?
誰も守ってくれない、という不安
親や先生、先輩に言われたようにする。
ダメと言われたことをしない。
そうしていれば、学校でも家でもバイトでも、怒られることなく、安心して過ごすことができました。
決め事があって「窮屈」「厳しい」と思ったかもしれません。
失敗したときは「怒られるかも」と不安になったかもしれません。
しかし、指示された通りにしていれば、未来がある程度予測できます。
決まり事の多い世界は、窮屈だと感じることもあるかもしれませんが、未確定の未来をネガティブに考えて不安になることが少ないのです。
ところが、指示もなく、自分で全て選ぶようにする、と言われてしまうと、困ってしまう人が多いのではないでしょうか?
これまでは「~しなさい」「~はダメ」と、親・先生に縛られつつも、従っていれば安心な世界で生きてきました。
しかしそのまま学生時代が終わり、縛るものがなくなると、自分の本当の目的・目標が見つけられなくなってしまう人もいます。
- 「みんなと同じように頑張らなければ、人並みの生活とは言えない」
- 「周囲との連携は、自分で考えなければいけない」
この「~しなければいけない」を、自分の目的、望みであるかのように錯覚してしまうのです。
逆に、会社などの縛りが厳しいのであれば、少しくらい苦しくても将来が安心なら、と不安にならずに済むのです。
もしかしたら「~しなければならない」を自分で見つけて、縛られているのかもしれません。
どう?
思い当たることはないかな。
思い当たることはないかな。
うんうん。
小学校のときとか「なんでこんなルール守らなきゃいけないの」って思ったけど、ルール守ってれば怒られないもんね・・・
小学校のときとか「なんでこんなルール守らなきゃいけないの」って思ったけど、ルール守ってれば怒られないもんね・・・
そう。
そんな世界で生きていると、「~しなくてもいい」と放り出されたとき、自分の本当の自由、っていうのがわからなくなることもあるんだ。
そんな世界で生きていると、「~しなくてもいい」と放り出されたとき、自分の本当の自由、っていうのがわからなくなることもあるんだ。
こういうことで、自分で自分を縛ってしまっているのかも・・・