ありのままに生きるための自己肯定感講座 ~その4 たったひとつのことに気づく~

自分が嫌い・・・そんな状態を抜け出すために、まずすべきこと

こんな悩みはない?
  • すぐ落ち込んでしまう。自分はダメなヤツだと思う。
  • ほめられても、素直に喜べない。謙虚。
  • 人目が気になる、つねにマイナス評価されてるって思う・・・
  • 自分がキライ・・・

自分が嫌いな状態って、辛いよね・・・
そんな状態を抜け出すために、一番最初に必要なこと!

まずはネガティブ・ポジティブを実感する

ポジティブ・ネガティブについて

突然「ポジティブになれ」なんて言われても、そんなことできないよね。
どうしたらポジティブになれるんだろう?

 
「感情は思考の結果」とよく言われています。

マイナスなことを考えると気分は憂鬱になりますし、プラスのことを考えると気分も楽しくなります。

本当にそう?
ふふふ、信じられないよね。
じゃあまず、落ち込んだことを思い出してみて。
先週上司に、すごい怒られた・・・
思い出すだけでもイヤになっちゃう・・・
これが、マイナスなことを考えて落ち込んでいる状態。

 

そしたら好きなものを食べている自分を思い出してみて。
僕はカレーが大好き。
いつも美味しいなって思いながら食べてる!
どう?
気分に変化はあった?
・・・本当だ、落ち込んだり、楽しくなったり、って、けっこう簡単にできちゃうんだ・・・!!

心は常にネガティブになりやすい

とはいっても、ずっとポジティブをキープする、っていうことは実は無理なんだ。

 
人の脳は、ポジティブな状態を続けることはできません。

なぜなら、危険を察知し、解決しようとするのが脳の仕事だからです。

このため、無意識でいると常に心配事を気にしてしまう、落ち込んでしまう、ということになります。

そして、何かをしようとしているときの脳は、過去の嫌なことを思い出して、その経験から未来の危険を取り除こうと対策します。

過去の嫌な経験を思い出すわけですから、後悔したり不安になったりとネガティブモードに。

過去の分析をしているようでも、不満や愚痴がどんどん出てきてしまうことも。

しかし、これは心が「今・ここ」を離れているから。

心が「今・ここ」を離れている状態では、他人をねたんだり、自分を悲観したり、他人の視線を気にしすぎて被害妄想をしてしまったりと、ネガティブ一直線に

あなたが気づくべき、たったひとつのこと

心が「今・ここ」を離れている状態って、具体的にどういうこと?
「自分は今、ネガティブなことを考えている」「自分は今、過去の経験を恐れている」と、自認できていない状態だよ。
・・・なんだかもっとよくわからなくなってきた・・・

 
あなたは今、息を吸っていますか? 吐いていますか?

と言われて初めて、自分は呼吸をしている、ということを実感しますね。

またこれまで「この記事を読んでいる」「文字を目で追っている」と実感していましたか?

おそらくその実感は今目で見て初めて起こったもので、この「実感」ができている状態が「マインドフルネスな状態」です。

怒っているときにふと「なんでこんなことで怒ってるんだ?」と自覚したり、妬みの感情に「あ~自分は嫉妬しているな」と感じたり。

ネガティブなときは逆にマインドレスネスになりがちで、「自分はネガティブなことを考えて落ち込んでいる」とは気づかず、どんどんマイナス思考のループに。

しかしそんなときに「自分は今、落ち込んでいる」と、今現在の自分を実感できれば、思考をポジティブに変え、気分も持ち直すことができるようになるのです。

なるほどね・・・!
たしかに、暗い気分のときは明るいことなんて考えてる余裕がないよね。
そう、それがマインドレスネスな状態なんだ。
とはいっても、「何でこんなことで怒ってたんだ?」とか「あ~今落ち込んでる」とかって、けっこう一瞬だよね・・・
そう。
だから、マインドフルネスな状態を保つためには、ちょっと修行が必要なんだ!

 

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