ありのままに生きるための自己肯定感講座 ~その12 ネガティブを栄養に~
ネガティブはあなたの栄養になる
もしかしたらそれは、神様がくれたヒントかもしれないよ?
- 不運なことが起こりやすい体質だ。
- 社会や世間の嫌な部分が目に付く。
- 不満を抱え込みやすい。
そんな人こそ、自己肯定感を高めるトレーニングをしてみましょう。
ネガティブこそ、ポジティブになるために必要だった
ネガティブを思い出そう
まずは、ネガティブになった経験を思い出してみて。
- 小さなミスなのに、ひどく怒られた。
- 並んでいた列に割り込まれた。
腹が立った。 - 自分の発言・行動で、周囲の空気が悪くなってしまった。
後悔している。 - 知人との予定が合わない。
嫌われているんじゃないかと不安になる。
このように、ネガティブになった経験を思い出してみましょう。
そこから何か学べたか?
そこで、少しだけ発想を転換してみます。
「小さなミスなのに、ひどく怒られた」状況。
これは、何かのメッセージです。
マインドフルネスな状態でなければ、「自分はダメなやつだ」「怒られてしまった落ち込み」などネガティブ一直線になりますね。
しかし、ネガティブな状態、不運なトラブルは、それを乗り越えれば確実に成長することができます。
だから、「何かを学習するためのメッセージでは?」と捉え方を変えて、考えてみましょう。
- 怒りやすい相手だったのかもしれない。
確かに、機嫌が悪そうなときにミスを報告してしまったかもしれない。
誰だって怒鳴りたいとは思ってもいないだろうから、次から気を付けよう。 - ミスをしないように、気を付けておけばよい。
自分はダメなやつなわけではなくて、確認作業が足りなかった。 - ミスに気が付いた時点で、すぐに謝罪しておけばよかった。
これは次回から気を付けるべきビジネスマナーだ。
このように、次回以降同じネガティブに直面しないよう、対策や回避策を学習することができるはずです。
同様に「並んでいた列に割り込まれて、腹が立った」状況も同じです。
- とても腹が立った。
自分は非常識な行動をされると、イラッとしてしまうようだ。
自分はしないように気を付けているのに、と妬むからだろう。 - 当時は腹が立っていて気が気じゃなかった。
でも今になると、そんなことでビリビリしていてもどうしようもなかった。
突然のことでも、気分転換する方法を探そう。
過去のことであれば、マインドフルネスな状態になりやすく、自分の感じ方・考え方に対する気づきを何かしら得ることができるでしょう。
ネガティブな状態を「学習するためのメッセージ」と捉えることは、同じトラブルが起きても解決できるように成長する、自己肯定感を高めるためのチャンスなのです。
マインドフルネスな状態になれず、ネガティブな感情を引きずってしまっていては、同じトラブルが再発しますし対処も失敗するでしょう。
結果「自分はダメなやつ」「自分だけが不遇」とネガティブがループするのです。
「ネガティブなことから学ぶ」という捉え方をして、一度ネガティブな状況を思い返してみましょう。
簡単にポジティブになる方法
自己肯定感を高め、ポジティブを引き出すためには、
「嫌なことだけど、きっと何か気づくことができるだろう」
とマインドフルネスな状態で意識して物事をとらえることです。
嫌なことが起きた時こそ、「嫌だと感じている」「私は今、解決策を学んでいる」と捉えましょう。
そのためには、「トラブルだって成長のための課題」「課題があることには感謝をしよう」と日々意識しておくとよいでしょう。
感謝というのはポジティブな感情です。
この意識ができていれば、「ネガティブがおさまらない、自分はダメ」という自己肯定感の低さもなくなり、
「ネガティブだけど、これは何かのメッセージ? 気を付けるべきことを学べるチャンスなのでは?」と自分を肯定できるようになっていくのです。
割り込まれたのも、「何かヒントがあるかも」って思ったら、「されたら嫌なことだから、自分はしないようにすればいいんだな」って気持ちがらくになったよ!