祝日プログラム
今日は秋分の日ですね。
リスタートでは、祝日に平日とは違う特別なプログラムを行っています。
現在も、祝日には感染対策を考えて在宅での活動となっています。
今回の特別課題も、昨日に引き続きストレスコーピングについてです。
コーピンレパートリー
今回は、コーピングレパートリーについて紹介します。
コーピングレパートリーとは、自分自身が持っているコーピングのリストです。
前回の記事でも伝えた通り、コーピングは「質より量」です。
小さなものでも構わないので、まずは”100個”のコーピングを見つけることを目標にしてみましょう。
その上で、「問題」に焦点を当てるものと「感情」に焦点を当てるもののバランスやコストパフォーマンスを意識して、より効果が高そうなコーピングを探してみてください。
可能なら、完成したコーピングレパートリーを持ち運んで、ストレスを受けたときにすぐ対処法を見つけられるように、普段使っているメモ帳やスケジュール帳に書いておくのも良い方法です。
以下にコーピングの例をいくつか載せておきますので参考にしてください。
〇コーピングの例
・買い物をする
・散歩をする
・アイスクリームを食べる
・料理をする
・猫の画像を検索する
・部屋を掃除する
・口に出して「大丈夫」と言ってみる
・旅行に行く自分を想像する
・好きな映画の好きなシーンを思い浮かべる
コーピングの検証
頭の中で考えて出した段階では、どのコーピングがどんな時に有効なのか、という実感はまだないと思います。
そこで、実際にストレスを受けたときにコーピングを試してみて、その結果を記録に残しておくことが大切です。
あるストレスを受けたときには効果の薄かったコーピングが、他のストレスに対しては良い効果をもたらす場合があります。
また、同じコーピングを繰り返していると効果が減ってきたり、反対に始めのうちは効果が低かったコーピングが、繰り返し使っているうちに役立つものになっていったりすることもあります。
こういった変化や違いを目に見える形にするため、コーピングの結果には100点満点で点数を付けておくと良いでしょう。
コーピング日記
コーピングの検証のために役立つのが「コーピング日記」です。
コーピングを使うたびに、どんなストレスに対してどのコーピングを使ったのか、結果と感想、点数を書き込んでいくことで、ストレスとコーピングのマッチングを検証することができます。
コーピング日記の例
〇日時
1月12日
〇ストレス体験
同僚が出世した。自分だけ取り残されたように感じ、焦りを感じた。
〇使ったコーピング
ひとりで飲みに行った
〇結果と感想
行きつけの店でいつも通りのお酒を飲んだが、だいぶ効果が薄れてきていると感じた。金銭面の負担も大きい
〇点数
40点
〇日時
1月15日
〇ストレス体験
後輩に仕事のやり方を指示したら、「自分のやり方は違う」と言われた。
〇使ったコーピング
「大したことないよ」と思い、口にも出した。
〇結果と感想
本当に大したことがないように思えてきて、気持ちが落ち着いた
〇点数
80点