就活SST「不快感情のメリットとデメリットを分析する」
新聞読解「「副業は1つ」もう古い」
以下、記事の要約です。
主と副の2つという形の副業にとどまらず、多くの仕事を並行して手掛ける「マルチワーカー」が活躍している。
バランス感覚が求められる一方で、一つの仕事の人脈を別の仕事に生かすなどの好循環が、高い評価につながるケースもある。
この記事に対する利用者さんの意見・感想
- コロナがきっかけで副業を始める人が増えると思う。
- 二足の草鞋で仕事をするのは大変だと思った。
- 一つの仕事まず一生懸命にやりたい。
- 余裕があれば色々とやってみたい。
色々な仕事を経験することは良いことですね!
就活SST
前回の就活SSTでは、自分の行動をコントロールするための方法について考えました。
今回は、不快感情から抜け出すため、メリットとデメリットを分析する方法についての話です。
感情のメリット・デメリット分析
前回、落ち込みなどの不快感情も自分で選択していると説明しました。
一方で、人は常に自分にとって、最も効果的と思われる選択をしているという話もしました。
実は、不快感情を浮かべるということにも、デメリットだけでなくメリットがあるのです。
不快感情が浮かんでしまった際には、メリット・デメリット分析という方法を使うことができます。
その感情を選んでいることによるメリットとデメリットそれぞれを分析して比べ、デメリットのほうが大きいということに気づいたら、その感情を変えるための行動を選んでいけばよいのです。
例として、「仕事でミスをしたことで上司に怒られ、落ち込んでいる」という状況について考えてみましょう。
この状態で落ち込みを選択し続けるメリットとデメリットを考えてみましょう。
落ち込みを選択するメリット
落ち込みを選択するメリットは、主に以下の3つです。
・怒りを抑える
・援助をもらう
・逃避する
落ち込みを選択するデメリット
落ち込みを選択することで目の前の問題から遠ざかることができ、それは自分の身を守ることに繋がるのですが、一方でその間は目の前の問題を解決するために行動することもできなくなってしまいます。
今回の例であれば、ミスをしてしまった分をどう挽回するか、次にまたミスをしないためにどうすれば良いかなど、考えて対処していかなければいけない問題がいくつかあります。
これらを解決するためには、落ち込みを選択するのをやめ、行動していく必要があるのです。
また、もう一つのデメリットとして挙げられるのが、周囲からの悪印象です。
メリットに援助をもらうと書きましたが、実はこれは、自分から周囲に伝えるのでなく、様子を見て援助をすることを促すという「外的コントロール」に基づいた行動です。
そのため、始めのうちは心配してもらえたとしても、それが続いてしまうと段々と周囲の印象は悪いものになっていってしまうのです。