コミュニケーション「現在気になっているニュース」/認知行動療法講座「メリット・デメリット分析の練習」
コミュニケーションプログラム
火曜日のコミュニケーションプログラムでは、主として「雑談」にフォーカスした練習を行います。
働いていく中で必要なコミュニケーション能力は、必ずしも業務上の会話だけというわけではありません。
雑談によってお互いのことを知っていき、関係を築いていくことで、働きやすい環境を整えていくことができるのです。
今回のテーマは「現在気になっているニュース」です。
利用者の皆さんが気になっているニュースについて発表して頂きました!
今回の皆さんの意見はこちらになります!
- 大谷選手の活躍について
- オリンピックは無観客なのか
- エヴァンゲリオンが楽しみ
- 海外のコロナの感染状況について
などなど
皆さん興味沸く話題を発表して下さいました。
どれも今後が気になりますね!
認知行動療法講座
前回まで、認知の歪みを見つける練習を行ってきました。
今回は、メリット・デメリット分析の練習を行います。
スキーマのメリット・デメリット分析
自分が作り上げた「スキーマ」が、自分自身を苦しめてしまっていることがあります。
自分の持つスキーマのメリット・デメリット分析を進めていきましょう。
スキーマの例
今日はまず、不適応的スキーマの例を紹介しました。
一部を挙げると、以下のような考え方は不適応的スキーマであるといえるでしょう。
1.いつも目覚ましい行いをしなくてはならない。
2.私はすべての点で有能でなければならない。
3.私は常に業績を上げなければならない。
4.いつも申し分ない行為をしなくてはならない。
5.私はいつも頭が良く働かなければならない。
6.物事は完全無欠に成し遂げねばならない。
7.私は欠点のない人間でなければならない。
8.自分の評判が落ちることなどあってはならない。
9.知らないことがあるなんて我慢できない。
10.たくさんの仕事を引き受けても立派にこなさなければならない。
この中から、「私は常に業績を上げなければならない」というスキーマを例に挙げ、メリット・デメリット分析を行ってみましょう。
スキーマの例:私は常に業績を上げなければならない
メリット
①高い業績を上げるために努力し、力をつけることができる。
②業績を上げ続けている限りは昇進したり、高い報酬を得たりできる可能性が高い
デメリット
①業績を上げられないと、自分が無価値に感じられる
②部下にもプレッシャーをかけ続け、委縮させてしまう
③業績のよくない人をダメな人と感じ、見下してしまう
④常に自分を追い込んでしまい、仕事以外の時間も楽しめない
⑤病気などで働けなくなった時に、みじめな人生を送ることになる
⑥失敗することが不安で、眠れなくなることがある
代わりとなる考え方
業績を上げるために努力するのは良いことだが、業績が上がらなかったからと行って自分の価値が失われるわけではない。人の価値は、仕事だけでは決まらない。