コミュニケーション「最近の気になっているニュースについて」/認知行動療法講座「根拠と反証」
コミュニケーションプログラム
火曜日のコミュニケーションプログラムでは、主として「雑談」にフォーカスした練習を行います。
働いていく中で必要なコミュニケーション能力は、必ずしも業務上の会話だけというわけではありません。
雑談によってお互いのことを知っていき、関係を築いていくことで、働きやすい環境を整えていくことができるのです。
今回のテーマは「最近の気になっているニュースについて」です。
今日のコミュニケーション講座では、皆さんの気になっているニュースについて発表して頂きました。
今回の皆さんの意見はこちらになります!
- 本日ブルーインパルスが飛ぶ。
- 上野動物園の双子のパンダが見たい。
- リングフィットがまたブームになりそう。
- 池袋のマルイが閉店。
などなど
皆さん興味沸くニュースを発表して下さいました。
今後、注目していきたいですね!
認知行動療法講座
前回は、認知の歪みを探して自動思考を見直す練習をしました。
今回は、第4と第5のコラムである、根拠と反証について学んでいきます。
根拠と反証
ここまでのコラム法では、3つのコラムで自動思考を見つけ、その自動思考に含まれる認知の歪みを探しました。
認知の歪みが見つかったら、今度は自動思考を裏付ける事実である”根拠”と矛盾する事実である”反証”を探していきます。
第4のコラム:根拠
第4のコラムに入るのは、元の自動思考において「根拠がある」「正しいと言い切れる」部分です。
コラム法で目指すのは、「現実的な考え方」です。
強い不安や落ちこみ、怒りを引き起こす自動思考は、明確な根拠のない、自分のネガティブな思い込みが混じっていることがほとんどです。
しかし一方ですべてが思い込みかといえばそんなことはなく、「実際に起きたこと」と「思い込んでいること」が入り混じっているのです。
この2つを区別してわけることが、ここでの目的になります。
例えば「上司は自分を嫌っているので挨拶を無視した」という自動思考があったとして、「嫌っている」という上司の考えや「無視した」という上司の行動は自分の思い込みであり、根拠を上げることはできません。
ですが、「挨拶をしたが相手から挨拶が返ってこなかった」ことは明確な事実であるため、第4のコラムに書き出す必要があります。
第5のコラム:反証
第5のコラムには、第4のコラムとは反対に明確な根拠がない思い込みである内容を入れていきます。
その際は、その思い込みの内容が「事実でないと言える根拠」を挙げられると良いでしょう。
例えば、昨日上司に挨拶をしたときは挨拶が返ってきていたとしたらどうでしょうか。
上司が自分を嫌っているというのは思い込みであることを後押しする事実として、反証に挙げることができるのではないかと思います。
このようにして、自動思考を裏付ける根拠と矛盾する反証を挙げていき、事実に基づく部分と思い込んでいるだけである部分を切り分けるのが第4、第5のコラムの目的となります。