ワークショップ「豊かな人生とは」/自己分析「思考・行動面の特徴」

ワークショップ「豊かな人生とは」

ワークショップは、意見に対して質問をすることにクローズアップした訓練になっています。

発表者の発表に対して他の利用者さんが質問をし、それに回答していくことで、意見を作るときに欠けていた視点を見つけたり、改善点を見つけていくことができます。

また、質問を考えながら他の人の発表を聴くこと自体も、話を聞くことや疑問点を確認することの練習になりますよ。

今回のテーマは「豊かな人生とは」です。

「豊かな人生」という表現を聞いたことがあるかと思います。

しかしこの言葉、具体的にはどのような人生を指しているのでしょうか。

今回は利用者さんに、どのような人生が豊かな人生と言えるのか、考えてみてもらいました。

このテーマについての利用者さんの意見

  • やりたいと思ったことがやれること
  • 他者の意見を聞いたり、時には自分の考えを変えたりしながら、ずっと学び続けられること
  • 精神的、社会的、経済的に自立していること
  • いつでも何事にもチャレンジすることができる状況にあること

自分にとっての豊かな人生とはどのようなものかを考えておくことは、それを実現するためにも大事なことです。

今日考えてもらった豊かな人生の定義とは、言ってみれば自分が目指していく目標となる生き方です。

それを実現するためには何が必要か、自分は何をしていけばよいのか、ぜひ考えていってください。

自己分析講座

前回は、自分の特徴について、「対人面」に関連する特徴を発表してもらいました。

今回で自分の特徴については最後、「思考・行動面」に関連する特徴をまとめていきましょう。

思考・行動面の特徴

思考や行動における自分の特徴を、「セールスポイント」と「苦手なこと」に分けて分析してみましょう。

セールスポイント

思考・行動面におけるセールスポイントとしては、以下の例が挙げられます。

・失敗をしても落ち込まず、切り替えて行動できる。
・休日には趣味によって、ストレスを溜め込まずに発散できる。

特に障害をオープンにしての就労の場合には、精神的な問題を自分で解決できるかどうか、というのは重要なポイントです。

ネガティブな方向にいかない物事の考え方ができるということは、働きやすさにも直接関わってくるでしょう。

また、趣味などによってストレスを発散することができるかどうかも、安定して働いていくためには重要です。

苦手なこと

思考面についての苦手なこととしては、「ミスをすると動揺し、調子を崩してしまう」といったものが挙げられます。

自分でできる対処としては、作業の手順を確認することで、ミスを起こさないように気を付けている。といったところでしょうか。

しかし、いくら気を付けていてもミスが起きてしまうことを完全に防ぐのは難しいので、万が一ミスをしてしまったときには対処法について相談させてほしい。といった配慮を求められるとより過ごしやすくなるかと思います。

 

restart_banner