コミュニケーション「気になるニュース」/認知行動療法講座「適応的思考を作る練習」

コミュニケーションプログラム

火曜日のコミュニケーションプログラムでは、主として「雑談」にフォーカスした練習を行います。

働いていく中で必要なコミュニケーション能力は、必ずしも業務上の会話だけというわけではありません。

雑談によってお互いのことを知っていき、関係を築いていくことで、働きやすい環境を整えていくことができるのです。

今回のテーマは「趣味の発表」です。

本日のコミュニケーション講座では最近の気になっているニュースについて発表して頂きました。

色々なニュースについて興味を持っていただけると雑談しやすいですよね!

今回の皆さんの意見はこちらになります!

  • ロシアとウクライナの戦争
  • コロッケはおかずになるのか
  • トヨタにサイバー攻撃
  • 渋谷でデモ

いずれも今後も気になる内容でしたね!

引き続きスムーズな雑談をするためにも質問の仕方に工夫や日ごろから話題の収集も心掛けていきましょう!

認知行動療法講座

前回は、根拠と反証を使って適応的思考を作る方法についてお話しました。

今回は、実際に適応的思考を作る練習をしていきます。

適応的思考の練習

サンプルのコラムを使って、適応的思考を作っていきましょう。

・状況
昼頃、友人にメールを送ったが、いつまで経っても返事が来ない。

・気分
1) 不安 (90%)
2) 落ち込み (70%)

・自動思考
1) 私のメールが気に障ってしまったんだ。
2) 私は友人に嫌われている。どうして自分はいつも人とうまく付き合うことができないんだろう。

・根拠
1) メールをしたのに返信が来ない
2) たまに話しかけても「うん」などと手短に返事をされることがある。

・反証
1) 以前にも同じような内容のメールを送ったが、すぐに返ってきた。
2) この友人から「嫌い」等と言われたことはない。
  この友人から、今度遊びに行こうと誘われている。

適応的思考

まずは、根拠と反証を合わせて”そして”で繋げてみましょう。

「メールをしたのに返信が来ない。そして、以前にも同じような内容のメールを送ったが、すぐに帰ってきた」
「ために話しかけても「うん」などと手短に返事をされることがある。そして、嫌い等と言われたことはないし、今度遊びに行こうと誘われている」

これらをベースに、「他の人が悩んでいてアドバイスを出すなら?」等と考えてみることで、文章を整えていきます。

<適応的思考の例>
1) メールにまだ返信がないのは事実だが、以前に同じような内容のメールを送った時はすぐに返ってきたし、自分のメールが原因で返信が遅れているとは限らない。
2) たまに話しかけても「うん」などと手短に返事をされることがあるが、「嫌い」等と言われたことがあるわけでもない以上、嫌われているという証拠はない。遊びの約束もしているし、人付き合いはそこそこできている。

 

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