ワークショップ「レストランの企画」/自己分析講座「キーワードを見つける②」
ワークショップ「レストランの企画」
ワークショップは、意見に対して質問をすることにクローズアップした訓練になっています。
発表者の発表に対して他の利用者さんが質問をし、それに回答していくことで、意見を作るときに欠けていた視点を見つけたり、改善点を見つけていくことができます。
また、質問を考えながら他の人の発表を聴くこと自体も、話を聞くことや疑問点を確認することの練習になりますよ。
今回のテーマは「イタリアンレストランの新店舗の企画」です。
以下のような背景のもと、新しくオープンする予定のイタリアンレストランの企画を任されました。
どのような店舗にするのが良いでしょうか。
〇情報
・店舗のスペースは広め
・予算はあまりかけられない
・他にも1店舗運営しているのでノウハウはある
〇背景
・イタリアンは日本食生活に定着しており人気がある
・出店予定地は競合が多い
・競合店は安価なレストランから高級店まで多彩
このテーマについての利用者さんの発表
- カウンター席から調理風景を楽しめるようにする
- 広いスペースを活かして団体客を呼び込む
- 幅広い年齢層への配慮やバリアフリーを意識する
- 待ち時間が発生しないよう、回転率を高める
条件を元に、どんな工夫が考えられるのか、多くの意見が集まりました!
自己分析講座「キーワードを見つける②」
前回の自己分析講座では、ここまで分析してきたことのまとめを兼ねて、自分自身を表すキーワードを探してもらいました。
今回も引き続き、キーワードと、それを裏付けるエピソードを探していきます。
キーワードを見つける
再度復習ですが、現在探しているキーワードとは、自分の長所を表す、軸となる要素です。
これまでの人生における、過ごしやすかった、楽しかった、輝いていた時の自分や、ぶつかった壁を乗り越えられた経験などに目を向けると見つけやすいのではないかと思います。
キーワードを見つけることができたら、そのキーワードを証明することになるような、過去のエピソードを探していきましょう。
例えば、「決めたことは最後まで諦めずにやり通す」ことをキーワードに設定したとしましょう。
そうしたら、以下のようなエピソードが見つけられるかもしれません。
エピソード①:中学時代、部活でレギュラーになれず苦しんだが、半端で終わることはやめようと自主練習を増やしつつ、3年間部活を続けた。
エピソード②:大学時代、アルバイトで周囲の人と考えが合わなかったことがあったが、諦めずにほかの人の意見も取り込みつつ提案し直し、認めてもらうことができた。
エピソード③:以前勤めていた企業で任された仕事でミスをしてしまい、向いていないのではないかと悩んだことがあったが、任されたからにはしっかりとやりきりたいと考えてミスの原因を分析し、期限内に終わらせることができた。
ここで重要なのは、あくまで自分のキーワードを裏付けるエピソードであって、輝かしい成功を収めた経験である必要はないということです。