就活SST「”ほめる”ことで関係を作ろう」

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前回は、いくつかのシチュエーションで、アサーションを使った対応を練習しました。

今回は、相手を”ほめる”重要性ややり方について考えていきます。

“ほめる”ことで関係を作ろう

人からほめられて、嫌な気がする人はいないと言われています。

他者からほめられればうれしい気持ちにもなりますし、ほめてくれた相手への印象も良くなるものです。

ほめることは気恥ずかしかったり、どうほめればいいかわからなかったり、意外と難しいものです。

しかし、だからといってほめないでいると、相手は「自分のことを見てくれていない」「認めてくれていない」と感じてしまうため、知らず知らずのうちに関係が悪くなっていくかもしれません。

ほめるポイントと注意点

他者をほめるときのポイントは、「外見」と「内面」の大きく2つに分けられます。

「外見」は、髪型や服装、スタイルなどの、目で見てわかる部分。

「内面」は、考え方や特技、成功した体験などの、しばらく付き合って初めてわかる部分です。

実は、”ほめる”というのは、相手を見ている、受け入れているというメッセージを含んでいます。

そのため、見てすぐに言える外見よりも、しばらくその人を観察しないと言うことができない内面をほめたほうが、より嬉しく感じやすいと考えられています。

外見であっても、「髪切った?」「新しいアクセサリーだね。似合っているよ」など、「過去との比較」をしなければ言えないものは嬉しく感じやすいでしょう。

一方で、ほめるときには以下の点に注意が必要となります。

相手に合わせたほめ言葉を選ぶ

例えば、「たくましい」という言葉は、男性であれば嬉しく感じる一方、女性だとあまり嬉しくないかもしれません。

「かわいい」という言葉であれば、反対に女性であれば嬉しく感じても、男性ではあまり嬉しくないという人もいるでしょう。

もちろん、言葉の受け取り方は人それぞれなので、一概に性別によって決まるわけでもないのですが、場所、年齢、性別に合わせた言葉選びをすることは重要です。

相手が自信を持っている点をほめる

自分が自信を持っている点をほめてもらえると嬉しく感じる一方、そうでない部分をほめられても嬉しく感じないことがあります。

例えば、「貰い物なので仕方なくつけているがあまり好みではないアクセサリー」があったとして、「良く似合っているね」と言われても、微妙な気分になるのではないでしょうか。

相手が自信を持っているかどうか見抜くのは難しいですが、もしも相手のそのような兆候を見つけたら、すかさずほめてあげてみてください!

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