GW特別講座① 怒りとは何か? ~アンガーマネジメント~

GW特別講座

リスタートでは、本日からの1週間をGW期間とし、「GW特別講座」を開催しています。

第1回目となる今日は、アンガーマネジメントについての紹介をしました。

怒りとは何か?

“怒りとは何か”と聞かれたら、どのように答えますでしょうか。

感情の1つであり、一般的にネガティブなものとして扱われる”怒り”は、

交感神経を活性化させることで、呼吸や脈拍が早くなる、血圧が上がるなどの変化を引き起こします。

これらの変化は、「相手を攻撃して身を守る」ため、臨戦態勢になるためのものであると考えられています。

遥か昔、狩りによって生活をしていた時代には、人間も外敵から身を守るため、戦う必要がありました。

しかし、協調を重んじる現代社会においては、他者を”攻撃”することは、歓迎されない行為です。

それでもなお、自分の身を傷つけるかもしれない危険を排除するための”怒り”は、我々の中に根付いているのです。

怒りをコントロールする

そんな怒りをコントロールすることを、「アンガーマネジメント」と呼びます。

この言葉を見て、「怒るのは悪いことだから、怒らないようにしろということだな」と思った方もいるかもしれません。

しかし、実際にはアンガーマネジメントにおいて、怒りの感情そのものが不要とは考えられていません。

怒りをただ我慢してしまえば、ストレスを溜めたり、ある日爆発して大きなトラブルになってしまうこともあるかもしれません。

また、理不尽な要求などがあった場合には、それを断るためのエネルギー源して怒りの感情が必要になる時もあるでしょう。

アンガーマネジメントで目指すのは、怒りを消してしまうことではなく、あくまでコントロールすることです。

咄嗟の怒りに対処する

怒りが沸いてきたとき、6秒間我慢すると良い、という方法を聞いたことがある、という方もいるかもしれません。

この”6秒”というのは、”怒りのピークが過ぎ去るまでの時間”です。

前項でも述べた通り、アンガーマネジメントは、怒らないことを目指すものではありません。

ではなぜ6秒間を耐えなければいけないのかというと、「衝動的な行動」によるトラブルを避けるためです。

怒りがピークのときは、相手に掴みかかる、殴りかかる、怒鳴りつけるなどの衝動的な行為をしてしまいやすくなります。

しかしこれらの行動は、その後により大きなトラブルを生みますし、例え怒りの原因が相手にあったとしても、そういった行為に及んでしまえば周囲の人間からの理解も得にくくなることでしょう。

咄嗟の怒りをやり過ごし、冷静な対応ができるようになってから、改めて怒りの原因に対処していきましょう。

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