就活SST「”創造性”が新しいアイデアを生み出す」

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前回は、メリット・デメリット分析によって、ネガティブな気持ちから抜け出す方法についてです。

今回は、行動によって欲求を満たせなかった場合に新たなアイデアを生み出す”創造性”についてご紹介します。

“創造性”が新しいアイデアを生み出す

創造性とは、欲求を満たすため、新しいものを生み出すことです。

世の中の様々な商品はいずれも、何かしらの需要を満たすため、誰かの発案によって生まれてきたものと言えるでしょう。

選択理論においては、「自分の行動によって欲求を満たすことができなかった際に、次の行動を生み出す脳の働き」を指して創造性と呼んでいます。

例えば、「いつも乗っている電車がトラブルで止まっていたので、他の路線を探す」というのは創造性の働きです。

マイナスに働く創造性

創造性によって選択される行動は、「自分にとっての最善と自分が考える行動」です。

そのため、時には創造性がマイナスに働いてしまうこともあります。

例えば、イライラしている時の対処法。

イライラから抜け出すために自分にとって最も有効なのが「物に当たること」と認識していたら、イライラする度に周囲のものを壊してしまうことになりかねません。

他にも、「暴飲暴食」が有効と認識してしまっていたら、健康に影響が出てしまうことになるでしょう。

こういった事態を避けるためには、自身の創造性を上手くコントロールする必要があります。

創造性のコントロール

創造性は、「最も有効であると自分が考える」行動を、自動的に選び出します。

そのため、創造性をコントロールする方法としてまず挙げられるのは、知識を増やすことです。

イライラの対処法として、「物に当たる」や「暴飲暴食」よりもパフォーマンスの高い方法を見つけることができれば、自然と行動は変わっていくでしょう。

他に有効な手段として、以下を挙げることができます。

① 見方を変える
② 自分の求めているものを変える
③ 自分のしていることを変える

「営業部を希望していたにもかかわらず、バックオフィスに配属され落ち込んだ」という状況を例にすると、以下のように対処することができます。

① 見方を変える

「望まない仕事に就かされてしまった」という見方から、「バックオフィスの仕事も何かの役に立つかもしれない」などといった見方に変えてみます。

そうすることで、創造性によって、今の仕事の友好なところや、面白いと思えるところを探し始めることができるでしょう。

② 自分の求めているものを変える

目標を、「営業部で活躍している自分」から、「この会社で活躍し出世する自分」に変えてみます。

そうすることで、営業という役割を果たすことはできなくなっても、会社への貢献や、より効率的な業務などをモチベーションにすることができるようになります。

③ 自分のしていることを変える

「落ち込む」ことを選択している今の状態から、「将来的に営業部への配属は可能か」と確認したり、「まずは与えられた職務をまっとうする」ことにしたりなど、現在の行動を変更します。

行動を変えると、新たな情報が入ってくるため、自然と創造性による思考も別の物へと変わってくるため、落ち込みから抜け出すことも可能になります。

 

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