土曜プログラム「コミュニケーションのテクニック」

土曜プログラム

本日は、就労移行支援事業所 リスタートの祝日開所日です。

土曜開所プログラムとして、今回はコミュニケーションのテクニックをいくつか紹介していきます!

コミュニケーションのテクニック

今回は、コミュニケーションを取る上で役立つテクニックをいくつか練習してみましょう。

1.「たとえ」を使う

理解度や価値観が違う相手に何かを伝えたいときや、相手が未経験のことについて説明するときなどには、「たとえ」を使うことが重要です。

「たとえば、〇△□といったふうに取り組んで欲しいんだ」といったように例を入れることで、伝えたいことが相手にスムーズに受け入れてもらいやすくなります。

ただし、たとえを使う時には、いったい何にたとえるのか、ということには気を配る必要があります。

相手が知らないことを、相手の知っていることに例えるからこそ効果的なのであって、知らないことを知らないものでたとえられても、返って混乱してしまうでしょう。

誰でも知っているようなものか、相手がそれを知っていると把握できているものをたとえに利用するように意識しましょう。


「論点がぶれてしまうから、あれもこれも盛り込んだ話はしない方が良い」
⇒「論点がぶれてしまうから、あれもこれも盛り込んだ幕の内弁当のような話はしない方が良い」

このように、”相手の印象に残したい”というときにもたとえ話は有効です。

2.「してはダメ」は 「すると良い」で伝える

他者に対して、「こうして欲しい」と感じることがあると思います。

そんなとき、「○○してはダメ」という言い方をしてしまっていませんか?

このような言い方は、「否定された」と感じられやすいため、相手側からすれば、受け入れようという気持ちに中々なりません。

それよりもオススメなのが、「○○すると良いよ」という言い方です。

伝える内容は同じでも、このように言い換えるだけで、相手からすれば「そうすれば良いのか」と納得しやすく、受け入れられるようになるのです。


「話すときは、相手の目を見ないとダメだよ」
⇒「話すときは、相手の目を見るようにすると良いよ」

3.「できる」と「できない」の境界線を明確にする

頼まれごとを断るのが苦手、という方は多いかと思います。

断ることが苦手な人は、何かを頼まれたとき、「できません」と伝えると、信頼を失ってしまうのではないかと考えて、つい「何でもやります」なんて言ってしまう、というパターンが多いのではないでしょうか。

しかし、やるといったにも関わらず、それができなかったとなれば、結果的には断るよりも大きく信頼を失ってしまうことになります。

だからといって、「言ったからにはやらなければ」と無理をしてしまえば、調子を崩すことにも繋がってしまいます。

そういった問題を避けるために、できることとできないことをはっきりとさせておくことが望ましいでしょう。

仕事に取り掛かる前にできるのが理想ですが、すでに取り掛かっている途中であったとしても、気づいたタイミングで伝えてしまって問題ありません。

なんでも引き受けて中途半端な結果になるよりも、はじめに境界線を伝えたほうが、頼んだ側も対応がしやすくなります。

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