コミュニケーション「気になるニュース」/認知行動療法講座「ピンとくるスキーマを探す」

コミュニケーション「気になるニュース」

火曜日のコミュニケーションプログラムでは、主として「雑談」にフォーカスした練習を行っています。

働いていく中で必要なコミュニケーション能力は、必ずしも業務上の会話だけというわけではありません。

雑談によってお互いのことを知っていき、関係を築いていくことで、働きやすい環境を整えていくことができるのです。

今回のテーマは「気になっているニュース」です。

最近の気になっているニュースについて発表して頂きました。

色々なニュースについて興味を持っていただけると雑談しやすいですよね!

  • 犬に懐かれる人の特徴
  • 株価の変動について

いずれも今後も気になる内容でしたね!

引き続きスムーズな雑談をするために、質問の仕方に工夫や日ごろから話題の収集も心掛けていきましょう!

認知行動療法講座

前回は、自身の持つスキーマを見つける方法についてご紹介しました。

今回は、スキーマを見つける他の方法として、JIBT-R質問用紙について紹介しました。

ピンとくるスキーマを探す

前回、下向き矢印法によるスキーマの探し方をご紹介しました。

下向き矢印法は、コラム法を繰り返し行うなどして、自分の持つ自動思考についての理解が深まってくるとやりやすくなるのですが、中々ピンとくるスキーマが見つからない、という場合もあるかもしれません。

そこで今回は、スキーマを探す別の方法として、”JIBT-R質問用紙”について紹介します。

これは、問題となりやすい19個の強固なスキーマをまとめたものです。

これらの内容について、自分自身がその通りだと思うか、それとも思わないかを判断していくことで、自分の持つスキーマが見えてきます。

JIBT-R質問用紙

1.いつも目覚ましい行いをしなくてはならない。
2.私はすべての点で有能でなければならない。
3.私は常に業績を上げなければならない。
4.いつも申し分ない行為をしなくてはならない。
5.私はいつも頭が良く働かなければならない。
6.物事は完全無欠に成し遂げねばならない。
7.私は欠点のない人間でなければならない。
8.自分の評判が落ちることなどあってはならない。
9.知らないことがあるなんて我慢できない。
10.たくさんの仕事を引き受けても立派にこなさなければならない。
11.いつも自分を引っ張っていってくれる人が必要だ。
12.相談できる人が常にいないと困る。
13.頼れる友人がいなければやっていけない。
14.自分より有能な人に頼らなければうまくいかない。
15.常に指示してくれる人がいなければならない。
16.大きな組織の中にいると安心していられる。
17.偉大な人に頼ってその恩恵を被らなければ損だ。
18.自分で考えるよりまず人に相談すべきだ。
19.戦争が起こったら私の人生はおしまいだ。

これらのうち、その通りだと感じるものがあれば、それはあなたの持つ不適応的スキーマであると考えられます。

 

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