休日プログラム「思い込みを見直す」
休日プログラム
本日は、就労移行支援事業所 リスタートの休日開所日です。
今日の休日プログラムでは、思い込みを見直すための方法についてお伝えします。
感情は思い込みから生まれる
我々は、目や耳から入ってくるさまざまな情報をそのまま受け入れているのではなく、思い込みというフィルターを通して解釈しています。
思い込みとは、言い換えればその人の固定観念や価値観を指し、過去の経験や知識から作られているものです。
必ずしも悪いものというわけではないのですが、時にはこの思い込みによって、必要以上のネガティブな感情が浮かんだり、できないことが増えたりしてしまうこともあります。
例を挙げれば、「マニュアルがなければできない」というのは、典型的な自分に制限をかける思い込みです。
過去の事例やマニュアルを確認するのは大事なことですが、新しいことに挑戦する際には、この通りにすれば良い、といった参考元は存在しません。
そのため、この思い込みを持っていると、これまでにやったことのないことに挑戦するのが極端に難しくなってしまうでしょう。
自分にとって当たり前の考えを見直す
「説明したのに、都合よく受け取られていた」「話を聞いて、人のせいにしていると感じた」なんて経験はありませんでしょうか?
このような事態に直面すると、「相手が悪いのだ」と考えてしまいがちなのですが、実際には、自覚がないだけで、自分の思い込みによってその結論に至っているかもしれません。
他にも、「自分は仕事でいつもミスをしている。この仕事は向いていないのだ」と考えていたとして、「いつもとは具体的にどれくらいか?」と考えてみると、実は「今月2回ミスをしていた」だけだった、なんてことも珍しくありません。
ミスをしたことを引きずってしまっていたために、たった2回のことにばかり意識が向き、自分は向いていない、と拡大解釈した結論に至ってしまっていたのです。
環境や他者のせいにするのではなく、だからといって過剰に自分を責めてしまうのでもなく、どうすれば解決するかを考えていくことが大切です。