休日プログラム「配慮事項チェックシート」

休日プログラム

本日は、就労移行支援事業所 リスタートの休日開所日です。

今日の休日プログラムでは、障害者雇用で必ず聞かれる”配慮事項”についてお伝えします。

配慮事項とは

配慮事項とは、自分が働く上での困難を解決するために、会社の側で配慮してほしい事項のことです。

オープン就労(自分が障害を持っていることをオープンにしての就職)での面接では、必ずこの内容が確認されます。

そのため、自分の障害特性を理解し、どのような配慮があれば問題なく働けるのかを自分で把握しておく必要があるのですが、これが意外と難しいんですよね。

しかし、思いつかないからと言って「特に配慮は必要ない」と伝えてしまうと、「自分のことをちゃんと把握できていないので心配」と思われてしまうので、オープンで就職するのは難しくなります。

今回は、そんな配慮事項の見つけ方についてお話します。

苦手から配慮事項を見つける

配慮事項を見つけるためにはまず、自分がどういった状況を苦手としているのかを知る必要があります。

過去に苦労した経験から、苦手な要素がなんだったのか、明確にしていきましょう。

以下に、苦手な要素と、それに対して考えられる配慮の例を挙げるので、参考にしてみてください!

満員電車で気分が悪くなる

・通勤時間をずらしてもらう
・自転車、徒歩、自動車等での通勤を認めてもらう

理解するのに時間がかかる

・繰り返し質問をすることがあると伝えておく
・マニュアルを作成してもらう
・理解できたかどうか確認してもらう

変化が多いと混乱してしまう

・同じ作業が安定して続くように仕事を割り振ってもらう
・変更があるときには、早めに告知してもらう

優先順位をつけることができない

・作業を1つずつ指示してもらう
・複数の仕事を抱えたときは相談し、優先順位を指示してもらう

曖昧な指示を理解できない

・具体的な指示を出してもらう
・時間、回数、個数などを、数字で指示するようにしてもらう
・書面で指示してもらう

話し声や物音が気になる

・耳栓やヘッドフォンの使用を認めてもらう
・静かな部屋で作業ができるようにしてもらう

ルールや手順が決まっていないと落ち着かない

・ルールを定めマニュアル化してもらう

依頼や相談をすることが苦手

・定期的に担当者に業務状況を報告する時間を作ってもらう

集団の中にいることが苦手

・一人で進められる作業を割り振ってもらう
・静かに集中できる部屋で作業させてもらう

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