休日プログラム「意見を伝える練習②」
休日プログラム
本日は、就労移行支援事業所 リスタートの休日開所日です。
今日の休日プログラムでは、お盆期間にも行った、「意見を伝える練習」に挑戦してもらいました。
意見を伝える練習②
特定のテーマに関して、賛成か反対かの立場を決めて意見を伝える練習です。
取り上げたテーマは、以下の3つです。
テーマ①:電子書籍より紙の本の方が良い
テーマ②:小学生にとっては理科より社会の方が重要だ
テーマ③:新卒で採用するなら明るさより真面目さが大事だ
前回と同じく、賛成の立場が正しいとも、反対の立場が正しいとも言えないようなテーマが並んでいます。
重要なのは、自分の立場を明確に決めて、一方的でない意見を作ること。
どちらが正解と決まっていることではないので、自分が賛成、あるいは反対する理由だけを伝えても、反対側の立場の人は納得できないでしょう。
自分と逆の意見について、その理由やメリットなども予想し、受け止めた上で、それでもなお自分が選んだ側の意見を持つのはどうしてなのか。
しっかりと話せるように考えてみましょう。
例えば、電子書籍より紙の本の方が良いというテーマに賛成の立場であったとしましょう。
紙の本のメリットとしては、「充電など気にしなくても良い」「貸し借りがしやすい」「電子書籍化されていないものもある」といったことが挙げられるでしょうか。
これらのメリットを伝えるのも大事ですが、それだけでは、この意見に反対の立場の人は納得できません。
では、電子書籍のメリットはと考えると、「欲しくなったらその場で買える」「場所を取らない」「売り切れで買えないことがない」などが出てきます。
そこで例えば、
「電子書籍の持つ、場所を取らないことや書店に行かなくとも買えることなどは魅力的であるが、自分は昔の本を好んで読んでおり、そういった本は電子書籍化がされていないことが多いため、紙の本を買うことが多い」
といった伝え方であれば、一方的に押し付けるのでなく、納得もしやすいかと思います。