自己分析「自分の軸を見つける」
自己分析講座
前回まで、自分自身の歴史を振り返ることで分析を行う、「自分史」を作成してきました。
今回は、自分史の総まとめとして、過去の分析から自分を表す”軸”を探してみます。
自分の軸を見つける
これまでの自己分析を振り返って、自分を表す軸となるキーワードを見つけてみましょう。
ここでいうキーワードとは、自分自身を表す、ポジティブな要素です。
自己PRをする時に、最初に伝える言葉、といったイメージで考えると、探しやすいかもしれません。
また、以前に作成した、「一行自己紹介」もヒントになります。
そのキーワードが自分を表すものとしてふさわしいかどうかを考えるためには、その要素を発揮している場面を複数見つけることが有効です。
自分史を参考にして、キーワードを裏付けるエピソードを5つ書き出すことを目標にしてみてください。
例:キーワード:決めたことは最後まで諦めずにやり通す
エピソード①:中学時代、部活でレギュラーになれず苦しんだが、半端で終わることはやめようと自主練習を増やしつつ、3年間部活を続けた。
エピソード②:高校時代、学力が志望校に届かず諦めようと思ったこともあったが、積極的にわからない問題を聞くなどして勉強を続け、志望校には入れなかったが第二志望に合格した。
エピソード③:大学時代、アルバイトで周囲の人と考えが合わなかったことがあったが、諦めずにほかの人の意見も取り込みつつ提案し直し、認めてもらうことができた。
エピソード④:以前勤めていた企業でイベントの幹事を任されたが、社内の意見が二分しまとまらないことがあった。板挟みになり辛かったが、やれるだけのことはやろうと考え情報収集を行い、全員とはいかないまでも多くの人が参加してくれるイベントにできた。
エピソード⑤:以前勤めていた企業で任された仕事でミスをしてしまい、向いていないのではないかと悩んだことがあったが、任されたからにはしっかりとやりきりたいと考えてミスの原因を分析し、期限内に終わらせることができた。