コミュニケーション「気になるニュース」/認知行動療法講座「スキーマを変える」
コミュニケーション「気になるニュース」
火曜日のコミュニケーションプログラムでは、主として「雑談」にフォーカスした練習を行っています。
働いていく中で必要なコミュニケーション能力は、必ずしも業務上の会話だけというわけではありません。
雑談によってお互いのことを知っていき、関係を築いていくことで、働きやすい環境を整えていくことができるのです。
今回のテーマは「気になっているニュース」です。
最近の気になっているニュースについて発表して頂きました。
色々なニュースについて興味を持っていただけると雑談しやすいですよね!
- 史上2番目に大きなダイヤモンド
- 次々に新作が出るタブレット端末
- 新スーパーマーケット時代
- トランプ大統領について
いずれも今後も気になる内容でしたね!
引き続きスムーズな雑談をするために、質問の仕方に工夫や日ごろから話題の収集も心掛けていきましょう!
認知行動療法講座
前回は、自分自身のスキーマを探す方法として、”下向き矢印法”をご紹介しました。
今回は、スキーマを変えるための方法についてお話します。
スキーマを変える
自分の不適応的スキーマを見つけたら、次の目標はそのスキーマを変えることです。
自分の行動の基準となるスキーマは、生きていく上で必要な物であり、無くそうとしても無くせるものではありません。
しかし、自分にとって害となってしまっている部分を緩和し、別のスキーマに変えていくことは可能です。
スキーマを変えていくために特に重要なポイントは、「そのスキーマ通りでない場面に目を向ける」ということです。
例えば、「人は常に完璧でなければならない」といったスキーマを持っていたとしましょう。
では、完璧でない結果を示した時、一体どのような恐ろしいことが起きてしまうのでしょうか。
周りの人に嫌われてしまうとか、怒られてしまうといったイメージを、ぼんやりと持っているかもしれません。
しかし、実際に完璧でなかった場面を見てみるとどうでしょう。
これまでやってきた仕事は、完璧な物ばかりではなかったはずです。
それどころか、完璧な出来だった、とまで言えるようなものは、中々ないのではないかと思います。
それでは、完璧でない仕事をする度に、周囲から呆れられたりしてきたのでしょうか。
思い込みを外して見てみれば、完璧な出来でなくとも特に問題なく進んだり、時にはほめてもらえたような場面もあるのではないかと思います。
このように、思い込みによるフレームを外してみることで、スキーマにそぐわない場面を見つけていくことが、スキーマを変えるために重要になります。